画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


1.2 APの開発

XMAP3のAPは,業務の内容に応じて自由に作成します。XMAP3では,APを作成するために次のAPIを提供しているので,これらを使用します。

Java用のクラスについては,XMAP3 Cosminexus連携用のAPを作成するときにだけ使用できます。XMAP3 Cosminexus連携用のAPの開発については,「8. XMAP3 Cosminexus連携(Java)」を参照してください。

書式用のコマンドについては,書式オーバレイ用のAPを作成するときにだけ使用できます。書式用のコマンドは,Web実行環境,およびWindows版XMAP3サーバ/クライアント実行環境(64ビット)では利用できません。書式オーバレイ用のAPの作成については,「6. 書式オーバレイでのAPのコーディング方法」を参照してください。

Windows版XMAP3サーバ/クライアント実行環境(64ビット)の場合は,COBOLの命令文だけ利用できます。

COBOLの命令文のAPIを使用したAP開発の概要を次に示します。

図1‒2 COBOLを使用したAP開発の概要

[図データ]

  1. 論理マップや動的変更テーブルを登録集原文として,COPY文で指定します。

  2. 画面表示の要求をXMAP3のAPIを使用してコーディングします。

  3. 画面を出力するときは画面表示に関係するマッピングオプションを指定します。ほかにも,文字色,書式などを変更する動的変更を指定できます。

使用するAPIによって,記述する内容は異なります。XMAP3で作成するAPは,画面を表示する目的で作成するAP(画面用)と,帳票を印刷する目的で作成するAP(帳票用)に分かれます。使用するAPIは,画面用と帳票用で異なります。画面用のAP作成に使用できるAPIについては,「第2編 画面用のAP開発」を,帳票用のAP作成に使用できるAPIについては,「第3編 帳票用のAP開発」を参照してください。

ただし,Web環境では,画面用または帳票用のAP以外に,通信用のAPを作成する必要があります。Web用のAPの作成については,「第4編 Web用のAP開発」を参照してください。

〈この節の構成〉