画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド


1.1 APの処理の概要

ここでは,XMAP3のアプリケーションプログラム(AP)を実行したときの処理の概要について説明します。

XMAP3のAPを実行すると,入出力論理マップをとおして画面の表示,入力,帳票の印刷など,計画した業務処理に従った内容をXMAP3に要求します。APとXMAP3との処理の概要を次に示します。

図1‒1 APとXMAP3との処理の概要

[図データ]

  1. オープン

    扱うデータは画面用か帳票用か,出力先のディスプレイやプリンタはどこか,などをXMAP3に渡して,業務を開始します。

  2. 要求

    画面の表示,入力,および帳票の印刷要求を行います。APからデータを渡す場合は,出力論理マップのデータを送信し,APがデータを受け取る場合は,入力論理マップのデータを受け取ります。

  3. クローズ

    業務を終了します。

書式オーバレイ用のAPは,画面・帳票用のAPと処理が異なります。書式オーバレイの処理の概要については,「6. 書式オーバレイでのAPのコーディング方法」を参照してください。

Web環境用のAPは,業務プログラムとしてのAP以外に通信用のAPが必要です。Web環境用のAPについては,「第4編 Web用のAP開発」を参照してください。