画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


13.46.2 出力日付フィールド/出力時刻フィールドダイアログ(フィールドボックス)

出力日付フィールド/出力時刻フィールドダイアログ(フィールドボックス)で表示される項目を次に示します。

オブジェクトの配置

レイアウト領域上でのオブジェクトの先頭位置と長さが表示されます。長さの値は[表示書式]に従います。

表示書式

日付や時刻を表示・印刷する形式を指定します。「年月日」や「時分秒」を表す単位の表記を選べます。また,一部の単位だけ表示・印刷の対象にする指定もできます。

表示方法

オブジェクトや文字列の表示のしかたを指定します。指定できる項目は,オブジェクトの種類や[使用目的]などに応じて異なります。また,フィールドボックス内のフィールドでは「全体非表示」と「グレーアウト表示」は使用できません。なお,指定はレイアウト領域上には反映されません。

「標準表示」は,オブジェクトや文字を見える状態で表示します。

「全体非表示」は,文字を含むオブジェクト全体を表示しません。

「文字だけ非表示」は,オブジェクトの外観は表示しますが文字は表示しません。

「グレーアウト表示」は,オブジェクトや文字を不活性状態のグレーで表示します。

「パスワード表示」は,文字を「*」に替えて表示します。

文字色

オブジェクトに表示する文字の色を指定します。

文字の拡大

「標準」は,文字を標準のサイズにします。

「平体」は,文字の横幅を2倍に拡大します。

「長体」は,文字の縦幅を2倍に拡大します。

「倍角」は,文字の縦幅と横幅を2倍に拡大します。

反転表示する

背景色と文字色を反転して表示します。項目を強調して表示する場合などに使います。

印字する

論理ハードコピーでオブジェクトを印刷対象にするかどうかを指定します。印字対象にしない場合は,[印字する]チェックボックスをオフにしてください。

[フィールド反復]ボタン

反復定義について指定するためのダイアログが表示されます。

APが渡す項目

APからの出力データを代入するデータ項目について指定します。

・データ名

データ項目のデータ名を次の規則に従って指定します。

  • 指定できる文字数は,接頭語(マップ名)を含めて29文字以内です。このため,ドローセットアップの[マップ名の長さ]の設定が「7」の場合は21文字以内,「6」の場合は22文字以内となります。全角文字は2文字分として数えます。ただし,データ名の先頭および末尾の全角文字は,4文字分として数えます。また,全角文字と半角文字が混在する場合,半角文字の直前の全角文字は,4文字分として数えます。

  • 指定できる文字種は,COBOLの場合は「A〜Z」「0〜9」「-(ハイフン)」「大文字の半角カナ」「全角(混在)」です。

    Cの場合は「A〜Z」「a〜z」「0〜9」「_(アンダースコア)」です。

・データ長

データ項目の長さが[表示書式]に応じて表示されます。

・データ型

使用言語がCOBOLの場合に,ピクチャ句で指定するデータ型を選びます。選べるデータ型は,オブジェクトの種類や他の項目の指定に応じて異なります。なお,Cの場合は文字(char)型で固定です。

  • 文字用の「文字(XX)」,「漢字(NN)」,「漢字(XX)」

  • 数字用の「99999」

  • 数字編集用の数字編集文字列

    Z 9 \ などを組み合わせた各種。自由な値を定義する場合は,「その他のピクチャ」を選び,[自由な設定]ボタンからピクチャ文字を指定します。

・格納形式

データの格納形式が[表示書式]に応じて表示されます。

下位項目

下位項目を設定する場合に,[下位項目]を「オン」にします。[設定]ボタンから表示されるダイアログで必要な設定をしてください。下位項目を指定できるのは,データ型が「文字(XX)」の場合です。

下位項目は,オブジェクトの入出力となる一つのデータ項目を階層化して,複数の項目に細分化するときに使います。この場合,APは細分化された下位項目を使ってデータを参照・格納できます。

動的変更(APから表示属性を変更する)

制御項目を論理マップに展開して,画面表示時または帳票印刷時に表示属性を動的に変更できるようにします。表示属性とは,画面に表示するオブジェクトの文字色や活性/不活性,帳票に印字する文字の書体やけい線の種類などの属性です。

制御項目にAPから修飾名を設定することで,動的に属性を変更できます(ただし,GUI/CUI画面でマッピングオプションが「物理マップ」のときは該当しません)。

修飾名と表示属性との対応は,ドローセットアップで設定します。