画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


13.46.1 出力日付フィールド/出力時刻フィールドダイアログ(グラフィック帳票)

出力日付フィールド/出力時刻フィールドダイアログ(グラフィック帳票)で表示される項目を次に示します。

オブジェクトの配置

レイアウト領域上でのオブジェクトの先頭位置,横幅(ます目数),有効桁数が表示されます。

横幅の値は[表示書式]に従います。

表示書式

日付や時刻を表示・印刷する形式を指定します。「年月日」や「時分秒」を表す単位の表記を選べます。また,一部の単位だけ表示・印刷の対象にする指定もできます。

文字の拡大

「標準」は,文字を標準のサイズにします。

「平体」は,文字の横幅を2倍に拡大します。

「長体」は,文字の縦幅を2倍に拡大します。

「倍角」は,文字の縦幅と横幅を2倍に拡大します。

文字サイズ

印刷時の文字サイズを指定します。単位はポイントです。「標準」は基準ます目に従ったサイズです。

変更できるのは帳票属性の[ます目設定]に「自由な設定」を指定した場合だけです。

網掛け

オブジェクト内を塗りつぶす網掛けの有無を指定します。

フィールドに付ける網掛けは濃さを選べます。円に付ける網掛けはパターンと濃さを選べます。

文字の間隔

印刷時の文字の間隔を指定します。単位はポイントです。「標準」は基準ます目に従ったサイズです。

変更できるのは帳票属性の[ます目設定]に「自由な設定」を指定した場合だけです。ただし,プレプリント帳票の場合はこの制限はありません。

文字の書体

標準(XMAP3の標準フォント),明朝,ゴシックの3種類があります。

標準フォントは,画面表示のオブジェクトの場合だけ表示・印刷セットアップの[表示文字]タブでフォントを変更できます。帳票印刷のオブジェクトでは明朝体で出力され,表示・印刷セットアップで変更したフォントは反映されません。

XMAP3 印刷拡張機能の印刷拡張セットアップを利用して帳票印刷を実行する場合には,標準/明朝/ゴシックの書体に対する出力時のフォントを,それぞれ任意のフォントに変更できます(印刷モードがGDIとPDFファイル出力の場合だけ)。

文字の強調

文字を斜体や太字にできます。

なお,斜体にするとオブジェクトのサイズ(幅)は1字分増えます。このためにエラーが生じて設定できない場合は,画面の定義でオブジェクトの右に間隔を空けてから設定してください。

文字色

印刷時の文字色を指定します。指定できるのはグラフィック帳票だけです。

[フィールド反復]ボタン

反復定義について指定するためのダイアログが表示されます。

APが渡す項目

APからの出力データを代入するデータ項目について指定します。

・データ名

データ項目のデータ名を次の規則に従って指定します。

  • 指定できる文字数は,接頭語(マップ名)を含めて29文字以内です。このため,ドローセットアップの[マップ名の長さ]の設定が「7」の場合は21文字以内,「6」の場合は22文字以内となります。全角文字は2文字分として数えます。ただし,データ名の先頭および末尾の全角文字は,4文字分として数えます。また,全角文字と半角文字が混在する場合,半角文字の直前の全角文字は,4文字分として数えます。

  • 指定できる文字種は,COBOLの場合は「A〜Z」「0〜9」「-(ハイフン)」「大文字の半角カナ」「全角(混在)」です。

    Cの場合は「A〜Z」「a〜z」「0〜9」「_(アンダースコア)」です。

・データ長

データ項目の長さが[表示書式]に応じて表示されます。

・データ型

使用言語がCOBOLの場合に,ピクチャ句で指定するデータ型を選びます。選べるデータ型は,オブジェクトの種類や他の項目の指定に応じて異なります。なお,Cの場合は文字(char)型で固定です。

  • 文字用の「文字(XX)」,「漢字(NN)」,「漢字(XX)」

  • 数字用の「99999」

  • 数字編集用の数字編集文字列

    Z 9 \ などを組み合わせた各種。自由な値を定義する場合は,「その他のピクチャ」を選び,[自由な設定]ボタンからピクチャ文字を指定します。

・格納形式

データの格納形式が[表示書式]に応じて表示されます。

下位項目

下位項目を設定する場合に,[下位項目]を「オン」にします。[設定]ボタンから表示されるダイアログで必要な設定をしてください。下位項目を指定できるのは,データ型が「文字(XX)」の場合です。

下位項目は,オブジェクトの入出力となる一つのデータ項目を階層化して,複数の項目に細分化するときに使います。この場合,APは細分化された下位項目を使ってデータを参照・格納できます。

動的変更(APから表示属性を変更する)

制御項目を論理マップに展開して,画面表示時または帳票印刷時に表示属性を動的に変更できるようにします。表示属性とは,画面に表示するオブジェクトの文字色や活性/不活性,帳票に印字する文字の書体やけい線の種類などの属性です。

制御項目にAPから修飾名を設定することで,動的に属性を変更できます(ただし,GUI/CUI画面でマッピングオプションが「物理マップ」のときは該当しません)。

修飾名と表示属性との対応は,ドローセットアップで設定します。