8.5.14 グループボックス
グループボックスは,画面上のオブジェクトをグループ化するときに使用します。
画面上のオブジェクト(セパレータを除く)を囲んでグループ化するオブジェクトです。必要に応じて,グループボックス単位にフォーカス遷移の順序を設定できます。
(1) 設定できる項目
グループボックスの項目と設定できる値を次の表に示します。
項目 |
動的変更 |
設定できる値 |
---|---|---|
タイトルを付ける |
− |
チェックあり/チェックなし |
タイトル |
− |
文字数:ボックスの横幅−2ます,または半角62文字以内 |
枠付き(ボックスに枠を付ける) |
− |
チェックあり/チェックなし |
タイトル色 |
− |
白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー |
背景色 |
− |
白,赤,緑,青,ライトレッド,ライトブルー,黄,グレー,黒,ダークグレー,ライトグレー,ダークグリーン,ライトグリーン,ライトイエロー,ダークブルー,透明 |
(3) フォーカス順序
(a) グループボックスを使用した場合と使用しない場合
グループボックスを使用した場合と使用していない場合のフォーカスの移動順序を次の図に示します。
(b) フォーカス順序を設定した場合
複数の入力オブジェクトをグループ化すると,グループボックス間のフォーカスの移動順序を設定できます。フォーカス順序の設定については,「8.8 フォーカスとカーソル」を参照してください。
(4) タイトルの設定
グループボックスにタイトルを付けられます。どのような種類のオブジェクトがグループ化されているかがわかるようなタイトルを付けたり,目立つような色で表示したりすると,画面上での検索に役立ちます。タイトルはグループボックスダイアログで設定します。
(5) グループボックスの作成手順
グループボックスの作成手順を次に示します。
-
ツールボックスの[グループボックス]を選びます。
[グループボックス]には,「枠あり」と「枠なし」の種類があり,ボタンを選ぶたびに種類が切り替わります。
-
レイアウト領域で,サイズに応じて開始位置から終了位置までドラッグします。
グループボックスが選択状態で配置されます。
配置したグループボックスのサイズは伸縮できます。
オブジェクトをグループボックスで囲むと,移動/削除/コピーは,グループボックス単位で対象になります。例えば,グループボックスを削除すると,中のオブジェクトもすべて削除されます。
グループボックスだけを削除して,グループ化を解除する場合は,[編集]−[グループボックスを消す]コマンドを選びます。