画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


8.5.4 出力日付・時刻テキスト/出力日付・時刻フィールド

日付や時刻を表すデータを表示するオブジェクトです。APから渡される可変のデータを出力します。日付や時刻を表示する形式(表示書式)は日付または時刻の定義ダイアログで選んで定義します。出力対象にする単位(年/月/日,時/分/秒)なども指定できます。

〈この項の構成〉

(1) 設定できる項目

出力日付テキスト/出力日付フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。

表8‒17 出力日付テキスト/出力日付フィールドの項目と設定できる値

項目

動的変更

設定できる値

テキスト

フィールド

日付テキスト

日付フィールド

表示書式

12.1.11 表示書式」を参照

12.1.11 表示書式」を参照

表示方法

標準表示,

グレーアウト表示,

文字だけ非表示,

全体非表示

標準表示,

文字だけ非表示

背景色

白,赤,緑,青,ライトレッド,ライトブルー,黄,グレー,黒,ダークグレー,ライトグレー,ダークグリーン,ライトグリーン,ライトイエロー,ダークブルー,透明※1

枠高

3ます,2.5ます,2ます

文字色

白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー

白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー

文字の拡大

標準,平体,長体,倍角

標準,平体,長体,倍角

文字サイズ

大,標準,小

文字の書体

標準,明朝,ゴシック

文字の強調

標準,太字,斜体,太字&斜体

枠付き(テキストに枠を付ける)

チェックあり/チェックなし

テキスト※2・フィールド※3反復

回数は,

縦方向:1〜96

横方向:1〜160

間隔は,

縦方向:0〜92

横方向:0〜158

回数は,

縦方向:1〜127

横方向:1〜255

間隔は,

縦方向:0〜125

横方向:0〜253

反転表示する

チェックあり/チェックなし

チェックあり/チェックなし

印字する

チェックあり/チェックなし

APが渡す項目

データ名

8.6 APが受け取る項目およびAPが渡す項目」を参照

8.6 APが受け取る項目およびAPが渡す項目」を参照

データ長

データ型

格納形式

下位項目

動的変更

(凡例)

○:動的変更できる。

−:動的変更できない,または,該当しない。

注※1

枠付きだけです。

注※2

レイアウト領域に収まる範囲で指定できます。

注※3

プレーン領域に収まる範囲で指定できます。

出力時刻テキスト/出力時刻フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。

表8‒18 出力時刻テキスト/出力時刻フィールドの項目と設定できる値

項目

動的変更

設定できる値

テキスト

フィールド

時刻テキスト

時刻フィールド

表示書式

12.1.11 表示書式」を参照

12.1.11 表示書式」を参照

表示方法

標準表示,

グレーアウト表示,

文字だけ非表示,

全体非表示

標準表示,

文字だけ非表示

背景色

白,赤,緑,青,ライトレッド,ライトブルー,黄,グレー,黒,ダークグレー,ライトグレー,ダークグリーン,ライトグリーン,ライトイエロー,ダークブルー,透明※1

枠高

3ます,2.5ます,2ます

文字色

白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー

白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー

文字の拡大

標準,平体,長体,倍角

標準,平体,長体,倍角

文字サイズ

大,標準,小

文字の書体

標準,明朝,ゴシック

文字の強調

標準,太字,斜体,太字&斜体

枠付き

チェックあり/チェックなし

テキスト※2・フィールド※3反復

回数は,

縦方向:1〜96

横方向:1〜160

間隔は,

縦方向:0〜92

横方向:0〜158

回数は,

縦方向:1〜127

横方向:1〜255

間隔は,

縦方向:0〜125

横方向:0〜253

反転表示する

チェックあり/チェックなし

チェックあり/チェックなし

印字する

チェックあり/チェックなし

APが渡す項目

データ名

8.6 APが受け取る項目およびAPが渡す項目」を参照

8.6 APが受け取る項目およびAPが渡す項目」を参照

データ長

データ型

格納形式

下位項目

動的変更

(凡例)

○:動的変更できる。

−:動的変更できない,または,該当しない。

注※1

枠付きだけです。

注※2

レイアウト領域に収まる範囲で指定できます。

注※3

プレーン領域に収まる範囲で指定できます。

(2) 表示形式

日付・時刻の出力時の表示形式の例を次に示します。なお,日付および時刻の表示書式と格納形式については「12.1.3 キーエントリ・ラベル系オブジェクトの表示属性一覧(日付テキスト・フィールドと時刻テキスト・フィールド)」を参照してください。

定義する表示書式

実際の表示形式

説明

1997/08/07

2002/03/31

デリミタ「/」

ゼロサプレス※1なし

1997.08.07

2002.03.31

デリミタ「.」

ゼロサプレス なし

1997/ 8/ 7

2002/ 3/31

デリミタ「/」

ゼロサプレス あり

平成 9年 8月 7日※2

平成14年 3月 31日

元号 「平成」

ゼロサプレス あり

21:08:07

21:08:07

デリミタ「:」

ゼロサプレス なし

注※1

ゼロサプレスでは,日付・時刻の前にある0を削除し,空白で表示します。

注※2

和暦表示の場合,元号が変わった最初の年を「1年」と表示するか「元年」と表示するかを,XMAP3実行環境の表示・印刷環境ファイルで設定できます。詳細についてはマニュアル「XMAP3 実行ガイド」を参照してください。

(3) APでのデータと出力結果

APでは,データはデリミタなしの形式で扱われます。これらのデータは,出力時に,表示書式に合わせて編集されます。

(例)

APでのデータ格納形式

ドローで定義する表示書式※1

出力結果

20020331

1997−08−07

2002−03−31

4140331※2

平成 9年 8月 7日

平成14年 3月31日

101000

21:08:07

10:10:00

101000

PM 09:08:07※3

AM 10:10:00

221000

PM 10:10:00

注※1

表示書式の日付および時刻(1997−08−07や21:08:07)はパラメタです。実際の表示内容ではありません。

注※2

和暦の場合,先頭の数字が元号に変換されます。先頭の数字と元号の関係を次に示します。それぞれに5種類の形式があります。

1……明/明治

2……大/大正

3……昭/昭和

4……平/平成

5……元号の略称(*.COGNK5=の先頭文字)/元号(*.COGNK5=の値)

注※3

時刻の出力では,24時間表示のデータを,定義する表示書式に従ってAM/PM付きに変換して表示します。

(4) 出力時のAPの操作

下位項目を指定してデータを細分化できます。下位項目はデータ型が「文字(XX)」のときに設定できます。

(5) 表示属性の動的変更

日付・時刻(出力)テキストの表示属性は実行時に変更できます。表示属性の動的変更については「8.2.4 表示属性の動的変更」を参照してください。