画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


8.5.2 出力テキスト/出力フィールド

出力テキスト/出力フィールドは,APから渡されるデータを表示するときに使用します。

出力テキスト/出力フィールドは,APから渡される可変データを表示するときに使用します。表示するデータに応じて,データの種別(使用目的)を選べます。出力テキスト/出力フィールドの表示属性については「12.1 画面定義のリファレンス情報」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 設定できる項目

出力テキスト/出力フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。

表8‒14 出力テキスト/出力フィールドの項目と設定できる値

項目

動的変更

設定できる値

テキスト

フィールド

テキスト

フィールド

使用目的

数字,英数,日本語

数字,英数,日本語

表示方法

標準表示,

グレーアウト表示,

文字だけ非表示,

全体非表示

標準表示,

文字だけ非表示

背景色※1

白,赤,緑,青,ライトレッド,ライトブルー,黄,グレー,黒,ダークグレー,ライトグレー,ダークグリーン,ライトグリーン,ライトイエロー,ダークブルー,透明

枠高

3ます,2.5ます,2ます

文字色

白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー

白,赤,緑,青,紫,空,黄,黒,ダークレッド,ダークブルー,ダークグリーン,ダークイエロー

文字の拡大

標準,平体,長体,倍角

標準,平体,長体,倍角

文字サイズ

大,標準,小

文字の書体

標準,明朝,ゴシック

文字の強調

標準,太字,斜体,太字&斜体

テキスト※2・フィールド※3反復

回数は,

縦方向:1〜96

横方向:1〜160

間隔は,

縦方向:0〜92

横方向:0〜158

回数は,

縦方向:1〜127

横方向:1〜255

間隔は,

縦方向:0〜125

横方向:0〜253

枠付き

チェックあり/チェックなし

反転表示する

チェックあり/チェックなし

チェックあり/チェックなし

印字する

チェックあり/チェックなし

コメントの記述

文字数:40文字(半角)

文字数:40文字(半角)

APが渡す項目

データ名

8.6 APが受け取る項目およびAPが渡す項目」を参照

8.6 APが受け取る項目およびAPが渡す項目」を参照

データ長

データ型

桁寄せ

埋字

下位項目

動的変更

データ長を変更する

初期値

自由な設定

(凡例)

○:動的変更できる。

−:動的変更できない,または,該当しない。

注※1

枠付きだけです。

注※2

レイアウト領域に収まる範囲で指定できます。

注※3

プレーン領域に収まる範囲で指定できます。

(2) 表示形式

画面属性ダイアログの基準文字サイズで,表示するデータの文字サイズを「大」「標準」「小」から選べます。また,表示されている文字に対し,文字を強調するために太字や斜体も使用できます。

[図データ]

[図データ]

(3) 出力時のAPの操作

COBOLの場合,ピクチャ文字による編集ができます。なお,C言語の場合,すべて「char」として扱われます。

(a) 出力データ

  • 数字

    数字データ,数字編集データを表示できます。数字編集データは,指定したPICTURE句に従って表示されます(COBOLだけ有効)。

    使用できるピクチャ文字:「*」「+」「−」「\」「9」「,」「.」「Z」「/」の組み合わせで指定します。

  • 日本語

    全角または全角と半角の混在文字データを表示できます。全角と半角の混在文字データを表示する場合は,下位項目を指定してデータを細分化できます。

  • 英数

    半角の文字データを表示できます。また,下位項目を指定してデータを細分化できます。

(b) データ格納形式

出力テキスト/出力フィールドでは,埋字や桁寄せなどのデータの編集もできます。APがデータ有無コードを格納し,出力論理マップに代入した有効データの長さがデータ長より短い場合,領域の余った部分を埋め字に置き換えます。また,出力データを領域の右側に格納するか,左側に格納するかは,桁寄せ向きに従います。

(4) 表示属性の動的変更

出力テキスト/出力フィールドの表示属性は実行時に変更できます。表示属性の動的変更については「8.2.4 表示属性の動的変更」を参照してください。