画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


2.5.2 ターミナルサービス構成の開発環境の設定

ここでは,ターミナルサービス構成の環境設定について説明します。詳細は,Windowsのドキュメントの,ターミナルサービスの説明を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) ターミナルサーバ環境の設定(サーバ側)

ターミナルサービス構成のサーバ側の環境設定手順を示します。

  1. ターミナルサービスをインストールします。

    Windows標準の設定では,ターミナルサービスはインストールされていません。インストール方法については,Windowsのドキュメントを参照してください。

  2. ターミナルサービスが有効かどうかを確認します。

    Windows標準の設定では,インストールした際に有効化されます。有効化されていない場合は,[コントロールパネル]の[管理ツール]にある[サービス]を使って,有効化してください。

  3. ライセンスサーバを有効にします。

    「ターミナルサービスライセンス」を起動して,ライセンスサーバを有効化してください。

  4. クライアントアクセスライセンスキーパックをインストールします。

    「ターミナルサービスライセンス」を起動してインストールしてください。

  5. ターミナルサービスを設定します。

    「ターミナルサービス構成」を起動して設定してください。

(2) 利用するアプリケーションの設定(サーバ側)

サーバ側のアプリケーションの環境設定をします。XMAP3の画面・帳票を開発するための環境設定をしてください。

(3) ターミナルクライアント インストールディスクの作成(サーバ側)

ターミナルクライアントを配布するためのディスクを作成します。「ターミナルサービスクライアントクリエータ」を起動して,インストールディスクを作成してください。なお,日立Windows-based Terminalをクライアントに使用する場合は,この作業は必要ありません。

(4) ターミナルクライアント環境の設定(クライアント側)

ターミナルサービス構成のクライアント側の環境設定手順を示します。

  1. ターミナルクライアントをインストールします。

    (3)で作成したインストールディスクを使用して,ターミナルクライアントをインストールしてください。なお,日立Windows-based Terminalをクライアントに使用する場合は,この作業は必要ありません。

  2. クライアントの接続を設定します。

    「クライアント接続マネージャ」を使用して,ターミナルクライアントの接続を設定してください。

(5) クライアントの利用(クライアント側)

「ターミナルサービスクライアント」を起動して,ターミナルサービスのサーバに接続し,XMAP3を利用します。