画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド


2.6 開発環境の配布

チーム開発のために運用管理者が開発環境をほかの複数のマシンに配布する場合,一度設定した開発環境を別のマシンに移動する場合などには,開発環境やチームで共通に使用するファイルなどをコピーする必要があります。

開発環境の配布の手順を説明します。実行環境を配布する手順については,マニュアル「XMAP3 実行ガイド」を参照してください。

  1. 配布,移動先マシンでのXMAP3のインストール

    開発環境の配布先または移動先マシンにXMAP3をインストールします。なお,マシンにインストールされたXMAP3を,他マシンにコピーしないでください。

  2. ファイルのバックアップ/リストア

    • 開発環境に必要なファイルのバックアップ/リストア

      環境ファイル操作を使用し,配布元または移動元マシンから次のファイルをバックアップします。環境ファイル操作は,運用管理者が実施してください。

      ・ドローセットアップファイル(レジストリ,個別ファイル)

      ・ユーザが作成したレイアウトパターン,レイアウト部品

      バックアップしたファイルは,いったんバックアップファイルに格納されます。このバックアップファイルを配布先または移動先マシンにMOなどの媒体やネットワークを使用して移動し,環境ファイル操作を使用してリストアします。

      環境ファイル操作については,「14.2 環境ファイル操作」を参照してください。なお,バックアップ時とリストア時のXMAP3は,同じバージョン(VV-RR-/S)であることが前提となります。

    • ユーザが作成した,配布に必要なファイルのコピー

      配布元または移動元マシンでユーザが作成した次のファイルは,エクスプローラなどで,配布先または移動先マシンにコピーしてください。

       マップ定義ファイルおよび書式定義ファイル

       APパターン

       グラフィックデータ

       ポップアップメニューファイル

  3. 開発環境の確認

    配布先または移動先マシンで,元の開発環境が設定されたかどうかを確認してください。テスト表示・印刷のためなどに実行環境も移動した場合は,実行環境も含めて正しく動作するかを確認してください。