3.4.1 XMAP3 Server Runtime,XMAP3 Client Runtimeの特長
XMAP3 Server RuntimeおよびXMAP3 Client Runtimeがサポートしているシステム構成を次に示します。
- XMAP3 Server Runtime(XMAP3サーバ実行環境)
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スタンドアロン構成,C/S構成のXMAP3サーバ
Windows版ではXMAP3クライアント機能も提供
- XMAP3 Client Runtime(XMAP3クライアント実行環境)
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スタンドアロン構成,C/S構成のXMAP3クライアント
XMAP3 Server RuntimeおよびXMAP3 Client Runtimeの特長について説明します。
(1) テスト・運用を支援する
APの実行環境として,キーボードのキーに対する機能の割り当てのほか,表示色・表示文字など,画面や帳票の実行環境を設定できます。複数のXMAP3が稼働するマシンに同じ実行環境を設定する場合は,環境設定情報をバックアップおよびリストアして配布すると,効率良くセットアップできます。
APの実行時には,画面のハードコピーを採取したり,ログ情報を出力したりできるので,デバッグやチューニングにも役立ちます。
(2) サーバ集中C/Sシステムを構築できます
XMAP3のC/S構成では,クライアントにAPやマップ(画面)を配布する必要がありません。サーバ側でAPと画面の一元管理ができます。クライアントには表示・印刷に必要なXMAP3実行時システムを配置するだけです。また,XMAP3では,サーバとクライアントとを画面単位で通信して,画面の表示性能の向上を図っています。
(3) Windowsのリモートデスクトップサービスを利用した実行を支援する
リモートデスクトップサービスを利用して,クライアントにXMAP3の画面を表示したり,XMAP3の帳票を印刷したりできます。リモートデスクトップサービスを利用すると,AP,XMAP3,物理マップファイルなどを,クライアントに配布する必要がありません。また,APやXMAP3をインストールする必要がないため,リソースをサーバで集中管理できます。