1.2.3 環境に応じたフォーマットの帳票を出力できます
XMAP3は，シリアルインパクトプリンタおよびページプリンタ用の帳票，書式の作成と，これらを使用したAPの開発をサポートします。
- 〈この項の構成〉
(1) ビジネスに適した帳票を作成できる
XMAP3では，バーコード，OCR文字などを使用した帳票を作成できます。また，ビジネスに適した帳票を作成できるように，各種のフォントや多種の網掛けおよびけい線を使用できます。さらに，グラフやイメージデータを印刷できるので，わかりやすく見栄えの良い帳票を利用できます。作成したグラフィック帳票の文字をカラー印刷で印刷することもできます。
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![[図データ]](GRAPHICS/SC01S030.GIF)
(2) 各種APインタフェースに対応している
APからは，ページまたは行単位でデータを渡せます。書式の部分は，APとは別に設計できるので，レイアウトを先に確定できます。ページ単位のインタフェースでは，書式を変更してもAPを変更する必要はありません。このため，プリンタによってけい線とデータがずれてしまうなどのトラブルがありません。COBOL，C/C++，Javaなど，どのプログラミング方法で開発しても同等の帳票を使えます。
(3) プリンタの特性を生かしたきめ細かい印刷ができる
XMAP3では，Windows共通のGDIインタフェースに加え，プリンタを直接コントロールするページ記述言語（PDL）によって，プリンタの特性を生かしたきめ細かい印刷ができます。PDLはXMAP3が直接生成します。
プリンタを直接コントロールできるので，改ページ制御や給紙サイズに応じたカセットも選択できます。
(4) FAXに帳票を出力できる
一般のFAX通信プログラムと連携して，プリンタ出力と同様に，FAXに帳票を出力できます。
(5) 帳票管理ソフトウェアと連携できる
帳票管理ソフトウェアと連携してプリントエラー時のリカバリを実現します。帳票管理ソフトウェアを利用すると，スプール管理を使用して帳票の出力保留や仕分け，定期的削除の自動化をしたり，GUI画面でカット紙の交換指示や障害リカバリを操作したりする，本格的な運用管理ができます。
またXMAP3では，プリンタスプーラに登録されるドキュメント名を任意に指定できるので，よりスムーズな運用管理を実現できます。
(6) 電子帳票システムを構築できる
ページプリンタ用の帳票は，プリンタに出力するだけでなくPDFファイルへも出力できるので，少ない導入・運用コストで電子帳票を作成できます。また，HOPSS3/AS 日立電子帳票システムと連携した，本格的な電子帳票システムも構築できます。