Hitachi

XMAP3 Version 5 画面・帳票サポートシステム XMAP3 概説


1.2.2 業務に合わせた画面を作成できます

XMAP3は,業務プログラム(AP)とユーザインタフェース(GUI画面およびCUI画面)の開発をサポートします。

GUI画面とは,ウィンドウに表示されるメニューやボタンを,マウスやキーボードを使って操作したりデータ入力したりする画面のことです。CUI画面とは,従来のメインフレームで使用されていたような文字ベースの画面のことです。

〈この項の構成〉

(1) 目的に応じた画面を作成できる

XMAP3は,次のようなGUI画面およびCUI画面を作成できます。

GUI画面の例

GUI画面には,XMAP3の開発環境が備えている各種ボタンやアイコンに加え,グラフやイメージデータ,任意のビットマップデータを使用できます。さらに,GUI画面の中に従来のCUI画面を取り込み,明細表をスクロールして参照するGUI画面も作成できます。

図1‒3 XMAP3で作成したGUI画面の例

[図データ]

CUI画面の例

従来のオンライン端末と同様のCUI画面も作成できます。PFキーも使用できます。

図1‒4 XMAP3で作成したCUI画面の例

[図データ]

(2) 業務に対応した操作をサポートできる

XMAP3で作成したGUI画面では,電卓に使い慣れた人でも違和感なく利用できるように,数字を入力フィールドの右端から表示できます。また,日付や時刻のフィールドに数字が入力されているかなどをチェックできます。このように,XMAP3では操作性の良いオブジェクトを用意しています。

GUI画面では,マウスでの操作のほかに,従来のCUI画面と同じようにキーボードを中心とした操作ができます。CUI画面を使うと,キーボードからの文字入力が中心の画面で,メインフレーム型オンライン業務や,キャラクタベースの業務で使用していた画面のイメージで操作できます。

(3) レイアウトを先に確定できる

画面のイベント処理はXMAP3が制御しています。このため,複雑なイベント処理を新規で作成しなくても,COBOLの知識で画面単位の入出力ができます。また,画面のレイアウト情報は,APと別のファイル(マップ)として作成するため,画面のレイアウトを変更してもAPを変更する必要がありません。このように,画面を先に確定してから業務を開発できます。