Bibliotheca21 Version 2 Standard

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付録A.1 Bibliotheca21で使用できるIFilter

<この項の構成>
(1) IFilterのバージョン
(2) IFilterの環境設定

(1) IFilterのバージョン

ここでは,Bibliotheca21で使用できるIFilterのバージョンについて説明します。

Bibliotheca21で検索の対象となる文書の形式と,それに対応するIFilterのバージョンを次の表に示します。なお,各IFilterが対応する文書の形式の詳細については,IFilterの提供元にご確認ください。

表A-1 検索対象の文書の形式とIFilterのバージョン

文書の形式 拡張子 IFilterのバージョン
テキスト※1 .txt
HTML .htm,.html OSに添付されているIFilterのバージョン
RTF .rtf RTF用IFilter(Microsoft社提供)
Word .doc,.dot OSに添付されているIFilterのバージョン
Excel .xls,.xlt OSに添付されているIFilterのバージョン
PowerPoint .ppt,.pps,.pot OSに添付されているIFilterのバージョン
一太郎 .jtd,.jtt,.jbw,.juw 一太郎用IFilter(ジャストシステム社提供)
PDF .pdf Adobe PDF IFilter(Adobe社提供)※2

(凡例)
−:文書の情報と本文テキストの抽出にIFilterを使用しないことを示します。

注※1
テキスト形式の場合,シフトJISで記述された文書が検索の対象となります。

注※2
  • 複数のバージョンのAdobe PDF IFilterを同じ環境で使用する場合,結果が不正になるときがあります。
  • Adobe Readerに付属するAdobe PDF IFilterを使用した場合,実行時に「AcroRd32.dll」が見つからないという意味のメッセージが表示されるときがあります。この場合は,Adobe ReaderのインストールパスをPATH環境変数に指定してください。
    注意
    上記の形式の文書を検索するためには,それぞれの形式に対応したIFilterをインストールしておく必要があります。なお,同じ形式でもバージョンが異なると検索できない場合があります。検索の対象となる文書は,ご使用のIFilterによって異なります。

(2) IFilterの環境設定

IFilterを使用する場合の環境設定について説明します。

IFilterの環境設定は,収集環境ごとに収集環境管理定義ファイル(collect.cfg)に設定します。

収集環境管理定義ファイルの場所
<収集環境ディレクトリ>\<収集先名称>\etc\collect.cfg

収集環境管理定義ファイルの設定方法
収集環境管理定義ファイルに次に示す行を追加します。
[TextExtraction]
MainFilter         = DFilter
MainExtensions     = htm,html,txt(追加する行)
SubFilter          = IFilter

収集環境管理定義ファイルのサンプルファイルの場所
<Bibliotheca21インストールディレクトリ>\Collector\etc\collect.cfg