Bibliotheca21 Version 2 Standard

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5.8 ASP版検索テンプレートのカスタマイズ

この節では,ASP版検索テンプレートを使用した検索画面のカスタマイズについて説明します。検索テンプレートのカスタマイズは,Bibliotheca21で使用できる機能です。

<この節の構成>
(1) ASP版検索テンプレートをカスタマイズするためのパラメタ
(2) 設定方法
(3) 定義例
(4) 収集名定義ファイルの作成方法

(1) ASP版検索テンプレートをカスタマイズするためのパラメタ

ASP版検索テンプレートをカスタマイズするには,定義ファイルにパラメタを設定します。

ASP版検索テンプレートでカスタマイズできる機能,および対応するパラメタを次の表に示します。なお,各パラメタの設定は省略できます。

表5-13 ASP版検索テンプレートのカスタマイズに関するパラメタ

項番 機能名 パラメタ名 設定値 デフォルト値
1 接続先サーバの設定 BIB_SERVER_NAME
  • 接続先サーバ名
localhost
2 検索結果一覧の強調表示 BIB_HIGHLIGHT
  • YES
    強調表示します。
  • NO
    強調表示しません。
YES
3 検索リンクの別ウィンドウ表示 BIB_DISPLAY_TARGET
  • ターゲット名
    「<」「>」「”」は使用できません。使用できない文字を設定した場合は,その設定は無視されます。
なし(検索結果一覧と同じウィンドウに表示されます)
4 収集名検索※1 BIB_SEARCH_COLNAME
  • YES
    収集名検索機能が有効になります。
  • NO
    収集名検索機能が無効になります。
NO
5 アクセス権付き検索※2 BIB_ACCESS_CTRL
  • YES
    アクセス権付き検索機能が有効になります。
  • NO
    アクセス権付き検索機能が無効になります。
NO

注※1
収集名検索の対象となるのは,Bibliotheca21のバージョンが02-00以降で作成された収集環境です。

注※2
アクセス権付き検索機能を「YES」に設定した場合,予約検索システムはアクセス権情報を収集した文書を検索の対象としません。

(2) 設定方法

ASP版検索テンプレートのカスタマイズに使用する定義ファイルの格納先を次の表に示します。

表5-14 ASP版検索画面のカスタマイズに使用する定義ファイル

ファイル名 内容 格納先
ASP版検索テンプレートのカスタマイズ定義ファイル(BIB_ASPConf.cfg) ASP版検索テンプレートをカスタマイズするためのパラメタを記述します。 Bibliotheca21のインストールディレクトリ\ISS\Conf
収集名定義ファイル(BIB_ColName.cfg) Bibliotheca21 Searching +を使用したシステム構成で,収集名検索機能を使用する場合,収集名定義ファイルを作成する必要があります。作成方法については,「(4) 収集名定義ファイルの作成方法」を参照してください。 Bibliotheca21 Searching +のインストールディレクトリ\ISS\Conf

注※
Bibliotheca21 Searching +を使用しないシステム構成の場合,収集名定義ファイルの作成は不要です。ただし,各収集環境の「収集環境作成先ディレクトリ\etc」下のアクセス権は,すべてのユーザが参照できるように設定してください。
アクセス権を変更するときは,AdministratorsグループのユーザおよびSYSTEMのフルコントロールのアクセス権の設定が失われないように注意してください。

ASP版検索テンプレートのカスタマイズに使用する定義ファイルの記述形式および記述規則について説明します。

形式
パラメタ=設定値

記述規則
  • 「=」の前後に空白は入れないでください。
  • パラメタ名は,半角大文字で記述してください。
  • 無効なパラメタを記述した場合,その行は無視されます。

定義内容を有効にするには,定義ファイルを書き換えたあと,インターネットインフォメーションサービスを再起動してください。定義ファイルのアクセス権は,すべてのユーザに読み込み権限を付けてください。

(3) 定義例

BIB_ASPConf.cfgの定義例を次に示します。定義例は,Bibliotheca21 Searching +を使用しない場合の例です。

BIB_SERVER_NAME=localhost
BIB_HIGHLIGHT=YES
BIB_DISPLAY_TARGET=_blank
BIB_SEARCH_COLNAME=YES
BIB_ACCESS_CTRL=YES

(4) 収集名定義ファイルの作成方法

Bibliotheca21 Searching +を使用したシステム構成で,収集名検索機能を利用する場合,次の手順で収集名定義ファイルを作成します。収集環境を作成または削除したときは,収集名定義ファイルを作成し直す必要があります。

  1. 収集名定義ファイルを作成します。
    Bibliotheca21をインストールしたマシン上で,収集名定義作成ユティリティを使用して作成します。
    収集名定義ファイルの作成方法を次に示します。なお,BIBgetcolinfo.exeは,Administrator権限で実行してください。
    Bibliotheca21 Standardのインストールディレクトリ
    \Collector\bin\BIBgetcolinfo.exe △ - com △ > △ 出力パス\BIB_ColName.cfg
    収集環境の作成,または削除中は正しく収集環境名定義ファイルを作成できない場合があります。また,収集環境名ユティリティでエラーが発生した場合は,エラー情報が収集環境名定義ファイルに出力されます。
  2. 収集名定義ファイルを格納します。
    作成した収集名定義ファイルを,Bibliotheca21 Searching +で使用するマシンに格納します。定義ファイルを格納するディレクトリは,「Bibliotheca21 Searching +のインストールディレクトリ\ISS\Conf」です。