Bibliotheca21 Version 2 Standard

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2.1.1 収集の種類

ここでは,文書の収集の種類について説明します。

Bibliotheca21での文書の収集には次の種類があります。

なお,分割収集および差分分割収集の詳細については,「付録C.1 文書収集コマンドを使用した運用」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 新規収集
(2) 差分収集

(1) 新規収集

新規収集とは,収集先に格納されているすべての文書を対象に行う収集です。

なお,文書を収集済みの収集先に対して新規収集を再度実行すると,収集済みの文書も再度収集されます。

(2) 差分収集

差分収集とは,文書を収集済みの収集先に対して,前回の収集以降に追加・更新された文書だけを対象に行う収集です。

前回の収集での収集の対象を文書A,文書Bおよび文書Cとした場合を例に,差分収集の処理の流れを次の図に示します。

図2-1 差分収集の処理の流れ

[図データ]

図中の1〜3について説明します。

  1. 前回の収集では,文書A,文書Bおよび文書Cを収集しました。
  2. 前回の収集から今回の収集までの間に,ユーザXが文書Bを更新して(更新後の文書Bを文書B´とします),ユーザYが文書Dを追加しました。
  3. 今回の収集では,前回の収集以降に追加・更新された文書B´および文書Dだけを収集しました。これによって,今回の収集での収集先とBibliotheca21のテキストデータベースが同じ状態になりました。