2.13 2進項目をビッグエンディアン形式にするUAPを作成する場合の注意事項
COBOL2002のコンパイラオプションに-BigEndian,Binオプション(COBOL85のコンパイラオプションの場合は-Bbオプション)を指定して,2進項目をビッグエンディアン形式にする場合,2進項目の埋込み変数をリトルエンディアン形式にする必要があります。そのため,埋込み変数の宣言時,UAPのプリプロセスおよびコンパイル時に次のことをしてください。
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埋込み変数の宣言時にすること
データ型がINTEGERまたはSMALLINTの埋込み変数を宣言する場合,データ記述項のUSAGE句にCOMPUTATIONAL-5またはCOMP-5を指定してください。詳細については,「2.4.2(2) DMLのデータ型とCOBOL言語のデータ記述項の対応」を参照してください。
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UAPのプリプロセス時にすること
UAPのプリプロセスを実行する際,-Xbオプションを指定してpdsdbcblコマンドを実行してください。-Xbオプションについては,「6.2 コマンドの形式」を参照してください。
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UAPのコンパイル時にすること
UAPのコンパイルを実行する際,COBOL2002のコンパイラオプションに-Comp5オプション(COBOL85のコンパイラオプションの場合は-X5オプション)を指定してください。詳細については,「3.4.1(2) コンパイラオプションの指定を確認する」を参照してください。