6.2 コマンドの形式
UAPのプリプロセスを実行するpdsdbcblコマンドの形式を次に示します。
形式
pdsdbcbl UAPソースファイル名 -d SDBディレクトリ情報ファイル名 〔-Xb〕
- UAPソースファイル名:
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〜<パス名>
プリプロセスを実行するCOBOLソースプログラムを格納しているUAPソースファイルの名称を,絶対パスまたは相対パスで指定します。
指定できるUAPソースファイルのファイル拡張子は,「.ecb」になります。
指定規則を次に示します。
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UAPソースファイルのパスの最大長は1,023バイトです。
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ファイル名,およびディレクトリ名の最大長は,OSの仕様に従います。
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UAPソースファイル名を複数回指定した場合,最後に指定したUAPソースファイル名が有効になります。
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- -d SDBディレクトリ情報ファイル名:
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〜<パス名>
COBOLソースプログラム中に指定しているSDBデータベースの定義情報が格納されているSDBディレクトリ情報ファイルの名称を,絶対パスまたは相対パスで指定します。
- 注意事項
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プリプロセスに使用するSDBディレクトリ情報ファイルが,pdsdbdefコマンドのdirinf文に指定しているディレクトリにある場合(-dオプションに,pdsdbdefコマンドのdirinf文に指定しているディレクトリと同じディレクトリを指定している場合),pdsdbcblコマンドとpdsdbdefコマンドを同時に実行しないでください。
指定規則を次に示します。
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SDBディレクトリ情報ファイルのファイル名は,「pdsdbdir」にしてください。
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SDBディレクトリ情報ファイルのパスの最大長は1,023バイトです。
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ファイル名,およびディレクトリ名の最大長は,OSの仕様に従います。
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-dオプションを複数回指定した場合,最後に指定した-dオプションの指定が有効になります。
- -Xb:
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COBOL2002のコンパイラオプションに-BigEndian,Binオプション(COBOL85のコンパイラオプションの場合は-Bbオプション)を指定して,2進項目をビッグエンディアン形式にするUAPを作成する場合に,このオプションを指定してください。
2進項目をビッグエンディアン形式にするUAPを作成する場合の注意事項については,「2.13 2進項目をビッグエンディアン形式にするUAPを作成する場合の注意事項」を参照してください。
なお,-Xbオプションは複数回指定しても有効になります。
- ■コマンドの指定規則
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UAPソースファイル名,およびオプションの指定順序は任意です。
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オプションは大文字,小文字を区別しません。
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pdsdbcblコマンドに指定できる引数リストの長さの上限は,4,096バイトです。
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