2.1.4 手続き部(PROCEDURE DIVISION)
手続き部には,プログラムの処理を記述します。手続き部にDMLを記述してSDBデータベースにアクセスすることができます。手続き部の記述規則については,マニュアル「COBOL85 言語」の「手続き部」を参照してください。
手続き部に記述する,SDBデータベースにアクセスする部分のプログラムの処理の流れの例を次の図に示します。
[説明]
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DMLによるレコードの操作
DMLを記述して,レコードに対する操作を実行します。DMLによるレコードに対する操作方法の詳細については,次の個所を参照してください。
DMLは,DML先頭子とDML終了子で囲む必要があります。
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DMLの実行結果の判定
次の情報がDMLの実行結果として,SQL連絡領域(SQLCA)に返されます。返された情報を基にDMLの実行結果の判定処理を行います。
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SQLCODE(リターンコード)
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SQLWARN0〜SQLWARNF(警告情報)
DMLの実行結果の判定処理の詳細については,「2.7 DMLの実行結果の判定処理」を参照してください。
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トランザクションのコミット,またはトランザクションの取り消し
DMLの実行結果の判定に従って,トランザクションが更新したレコードの内容を有効にするか,または取り消します。トランザクションのコミット,または取り消しについては,「2.8 トランザクション制御」を参照してください。