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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能(UAP開発編)


6.7 使用例

例題

DMLを記述したUAP(UAPソースファイル名:uap01.ecb)をプリプロセスして,ポストソースを作成します。

コマンドの実行例

pdsdbcbl /UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb -d /dirinf/pdsdbdir

[説明]

/UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb:

プリプロセス対象のCOBOLソースプログラムを格納しているUAPソースファイル名を絶対パスで指定します。

-d /dirinf/pdsdbdir:

SDBディレクトリ情報ファイル名を指定します。

■pdsdbcblコマンドの実行結果の出力例

pdsdbcblコマンドの実行結果の出力例を次に示します。

(例1)pdsdbcblコマンドが正常終了してプリプロセスが完了した場合
/UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb:
pdsdbcbl: /UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb, *: KFPB65000-I: DML preprocessing was ended, return code = 0

[説明]

  • 下線部には,プリプロセスを実行したUAPソースファイル名が出力されます。pdsdbcblコマンドに指定したパスの形式で出力されます。

  • KFPB65000-Iメッセージには,pdsdbcblコマンドのリターンコードが出力されます。

(例2)プリプロセスエラーが発生した場合
/UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb:
pdsdbcbl: /UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb, 23: KFPB65415-E: The specified SDB database name "DATABASE01" was not found in SDB directory information
pdsdbcbl: /UAPsrc/DMLsrc/uap01.ecb, *: KFPB65000-I: DML preprocessing was ended, return code = 8

[説明]

  • 下線部には,プリプロセスを実行したUAPソースファイル名が出力されます。pdsdbcblコマンドに指定したパスの形式で出力されます。

  • 色が付いている部分(例中の23)には,UAPソースファイル内のエラーの原因となった行の行番号が出力されます。エラーの原因が特定の行に起因しない場合は,行番号にアスタリスク(*)が出力されます。

  • KFPB65000-Iメッセージには,pdsdbcblコマンドのリターンコードが出力されます。

    参考

    pdsdbcblコマンドのオプション指定誤りの場合や,コマンドの実行環境によるエラーの場合などは,メッセージ中にUAPソースファイル名が出力されません。