Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


付録F.1 簡易ダンプ

簡易ダンプに関する単調増加ファイルを次の表に示します。

表F‒1 単調増加ファイル(簡易ダンプ)

項番

ファイル名またはディレクトリ名

説明

ファイルサイズの概算値

ファイル数

最大サイズの制限可否

1

$PDDIR/spool/pdfesdump/*

フロントエンドサーバ用の簡易ダンプファイルです。pdfesプロセスセグメンテーション障害,またはアボート時に生成されます。

自動で削除する場合:

次のどれかのオペランドを指定します。

  • pd_spool_cleanup_interval

  • pd_spool_cleanup_interval_level

  • pd_spool_cleanup

  • pd_spool_cleanup_level

手動で削除する場合:

pdcspoolコマンドを実行します。

なお,$PDDIR下が容量不足となった場合はユニットダウンします。

システム共通定義pd_structured_shmpool_dicsizeオペランド指定値

+SDB用UAP環境定義ワークエリアサイズ※4

+数MB

ディレクトリ:

$PDDIR/spool/pdfesdump,pdfesdump1,pdfesdump2でディレクトリ3世代のループ

ファイル:

ディレクトリ下に無制限

×

2

$PDDIR/spool/pdbesdump/*

バックエンドサーバ用の簡易ダンプファイルです。pdbesプロセスセグメンテーション障害,アボート,ユーザ用RDエリア閉塞時に生成されます。

自動で削除する場合:

次のどれかのオペランドを指定します。

  • pd_spool_cleanup_interval

  • pd_spool_cleanup_interval_level

  • pd_spool_cleanup

  • pd_spool_cleanup_level

手動で削除する場合:

pdcspoolコマンドを実行します。

なお,$PDDIR下が容量不足となった場合はユニットダウンします。

システム共通定義pd_structured_shmpool_dicsizeオペランド指定値

+インデクス一括作成機能用ワークエリアサイズ※1

+排他制御用ワークエリアサイズ※2

+FETCHDB ALL用ワークエリアサイズ※3+数MB

ディレクトリ:

$PDDIR/spool/pdbesdump,pdbesdump1,pdbesdump2でディレクトリ3世代のループ

ファイル:

ディレクトリ下に無制限

×

3

$PDCLTPATH/pdsdbexe.abort.yyyymmddhhmmss.プロセスID※5,※7

pdsdbexeコマンドの簡易ダンプファイルです。pdsdbexeコマンドが異常状態を検出した場合に生成されます。

概算値は,百数十KB〜数MBになります。

計算式(単位:バイト)

170,000+(128×SDBデータベース定義数)

+(210×個別開始したSDBデータベースのレコード数)

+(64×レコードの構成要素数の最大数×個別開始したSDBデータベースのレコード数)

+(600+(操作対象のレコード長×10))

+(8×レコードの構成要素数の最大数)

異常状態を検出したpdsdbexeコマンドのプロセスIDごとに1ファイル

×

4

$PDCLTPATH/pdsdbcbl.abort.yyyymmddhhmmss.プロセスID※6,※7

pdsdbcblコマンドの簡易ダンプファイルです。pdsdbcblコマンドが異常状態を検出した場合に生成されます。

3.6.1(6) DMLプリプロセサ(pdsdbcbl)実行時のファイルの容量【SD FMB】」を参照してください。

異常状態を検出したpdsdbcblコマンドのプロセスIDごとに1ファイル

×

(凡例)

×:最大サイズを制限できません。

注※1

3.6.1(1) HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)実行時のファイルの容量」にあるlindxaの値です。ただし,インデクス一括作成機能を使用したpdsdblodコマンド実行中以外の場合,値は0です。

注※2

10×pd_max_rdarea_noの値(単位:バイト)です。

注※3

3.4.3(2)(c) 変数SDAの求め方」の計算式Bを参照して,算出してください。

注※4

3.4.3(3)(a) 変数SDAの求め方」の変数SDAの値です。

注※5

$PDCLTPATHの指定がない場合,または$PDCLTPATH下に書き込みできない場合は,pdsdbexeコマンドを実行した際のカレントディレクトリに生成されます。

注※6

$PDCLTPATHの指定がない場合,または$PDCLTPATH下に書き込みできない場合は,pdsdbcblコマンドを実行した際のカレントディレクトリに生成されます。

注※7

yyyymmddhhmmss:簡易ダンプの出力日時

プロセスID:1〜10バイト