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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


13.7 アンロードの実行結果ファイルの出力形式

アンロード処理が完了すると,アンロードの実行結果が実行結果ファイルに出力されます。実行結果ファイルに出力される情報について例を使って説明します。

アンロードの実行結果ファイルの出力例

4V FMBのSDBデータベースでインナレプリカ機能を使用している場合の出力例を次に示します。

pdsdbrog (09-60) **** DB reorganization **** 2015-07-10 18:01:49 [1]      parallel
** record unload information list **
 server name : BES1  [2]
 schema name : FMB1  [3]
 generation  : 0     [4]
 unload kind :lod    [5]
      no[6] area-name[7]  schema-record-name[8]  record-count[9]  method-information[10]
       1    RDAREA01      FMB100                        44512     INDEX:FMB1IDX1
                          FMB111                        62936     SET(N):FMB1F11
                          FMB112                        55879     SET(N):FMB1F12
                          FMB113                        55778     SET(N):FMB1F13
[説明]
  1. pdsdbrogコマンドを実行した日時が表示されます。

  2. 処理対象のバックエンドサーバ名が表示されます。

  3. 処理対象のSDBデータベース名が表示されます。

  4. 処理対象のRDエリアの世代番号が表示されます。0はオリジナルRDエリアを意味しています。インナレプリカ機能を使用している場合に表示されます。

  5. 作成されたアンロードデータファイルの種類が表示されます。

    ・lod:データロードの入力データファイルに使用するアンロードデータファイル

    ・lod_4v:FMB:4V FMBのSDBデータベースのTMS-4V/SP情報がプリフィクス部に出力されたアンロードデータファイル

    ・lod_4v:AFM(type1):4V AFMのSDBデータベースのTMS-4V/SP情報(SDBデータベース名を出力)がプリフィクス部に出力されたアンロードデータファイル

    ・lod_4v:AFM(type2):4V AFMのSDBデータベースのTMS-4V/SP情報(レコード型名を出力)がプリフィクス部に出力されたアンロードデータファイル

  6. 1から始まる通番が表示されます。

  7. レコードをアンロードしたRDエリアの名称が表示されます。インナレプリカ機能を使用している場合,レプリカRDエリアを処理対象にしたときでもオリジナルRDエリア名が表示されます。

  8. アンロードしたレコードのレコード型名が表示されます。

  9. アンロードしたレコード件数が表示されます。

  10. レコードの検索方法が表示されます。

    ・INDEX:インデクス名

     インデクスによるインデクス順検索

    ・SET(N):親子集合型名

     親子集合によるNEXTポインタ方向への検索(正方向検索)

注※

レコード型名の表示順序の規則を次に示します。

  • レコード型の上位レベルから下位レベルに親子集合に従って表示されます。

  • 同一レベルのレコード型が複数ある場合は,SDBデータベース定義のSET句の定義順に親子集合に従って表示されます。

(例)

[図データ]

なお,4V AFMのSDBデータベースに対するアンロードの場合,仮想ルートレコードのレコード型名は出力されません。

参考

pdsdbrogコマンドが異常終了した場合,実行結果ファイルに一部の情報が出力されないことがあります。例えば,先頭のヘッダ行だけが表示されたり,障害発生時点までの情報だけが表示されたりすることがあります。