Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


13.6.2 レコードの格納順序

アンロードデータファイルのレコード格納順序はデータベースの種類によって異なります。

〈この項の構成〉

(1) 4V FMBまたはSD FMBのSDBデータベースの場合

次に示す実現値モデルを例にして,アンロードデータファイルのレコード格納順序を説明します。

[図データ]

この場合,アンロードデータファイルのレコード格納順序は次のようになります。

[図データ]

レコード格納順序の規則

階層構造間の格納順序の規則を次に示します。

  • 階層構造間の格納順序は,ルートレコード型に対するシーケンシャルインデクス順となります。

同一階層構造内の格納順序の規則を次に示します。

  • レコード型の上位レベルから下位レベルに親子集合に従って格納されます。

  • 同一レベルのレコード型が複数ある場合,SDBデータベース定義のSET句の定義順に親子集合に従って格納されます。

  • 同一レコード型のデータが複数ある場合,NEXTポインタの方向の順に格納されます。このデータに下位レベルのレコード型のデータがある場合は,下位レベルのデータが先に格納されます。

(2) 4V AFMのSDBデータベースの場合

次に示す実現値モデルを例にして,アンロードデータファイルのレコード格納順序を説明します。

[図データ]

この場合,アンロードデータファイルのレコード格納順序は次のようになります。

[図データ]

レコード格納順序の規則
  • 仮想ルートレコード型に対するシーケンシャルインデクス順に格納されます。子レコード型のレコードが複数ある場合は,NEXTポインタの方向の順に格納されます。

  • 仮想ルートレコード型のレコードはアンロードデータファイルに格納されません。