13.4.1 規則
(1) pdsdbrogコマンドの実行条件
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pdsdbrogコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
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pdsdbrogコマンドは,システムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
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pdsdbrogコマンドの実行時には,次のサーバが稼働している必要があります。
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システムマネジャ
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1つ以上のフロントエンドサーバ
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ディクショナリサーバ
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アンロード対象のRDエリアを管理しているバックエンドサーバ
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RDエリアの状態がpdsdbrogコマンドの実行条件を満たしていない場合,pdsdbrogコマンドはエラーになります。この場合,「付録I.1 RDエリアの状態によるユティリティの実行可否」を参照して,RDエリアの状態を変更してください。
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SDBディレクトリ情報が常用常駐領域に常駐化されていないと,pdsdbrogコマンドが実行できません。また,全ユニットの常用常駐領域中のSDBディレクトリ情報が一致している必要があります。
(2) コマンドの実行者
pdsdbrogコマンドを実行する際,CONNECT権限が必要になります。
(3) コマンド実行前の作業
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クライアント環境定義のPDUSERオペランドにpdsdbrogコマンドの実行ユーザの認可識別子とパスワードを指定してください。
このとき,OSログインユーザの簡易認証機能は使用できません。
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pdsdbrog制御文を指定した制御文ファイルを準備し,システムマネジャがあるサーバマシンに格納してください。また,制御文ファイルを格納するディレクトリに対する実行権限,読み込み権限,および書き込み権限をpdsdbrogコマンドの実行ユーザに付与してください。
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pdsdbrog制御文のオペランドに指定するディレクトリ(実行結果ファイルを格納するディレクトリなど)は事前に作成しておいてください。また,作成したディレクトリの実行権限,読み込み権限,および書き込み権限をHiRDB管理者に付与してください。
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PDDIR,PDCONFPATH,およびLANG環境変数が正しく設定されているかを確認してください。
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pdsdbrogコマンドを実行する前に,pdsdbarc -aコマンドでSDBディレクトリ情報に関する情報を表示し,全ユニットの常用常駐領域のSDBディレクトリ情報が一致しているかどうかを確認してください。
(4) 推奨する運用方法
pdsdbrogコマンドを実行する前に,処理対象のRDエリアをpdholdコマンドで閉塞することを推奨します。
- 参考
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pdsdbrogコマンドの実行中は処理対象のRDエリアにアクセスできません。UAPやほかのコマンドがアクセスしようとした場合,排他待ち状態になり,排他待ち時間のタイムアウトまでUAPやコマンドにエラーが返りません。pdholdコマンドでRDエリアを閉塞しておくと,UAPやほかのコマンドがRDエリアにアクセスしたときにすぐにエラーが返ります。