11.8.2 TP1/FSPのSDBハンドラ機能使用時の注意事項【4V FMB,4V AFM】
TP1/FSPでSDBハンドラ機能を使用する場合の,SDBデータベース定義時の注意事項を次に示します。TP1/FSPの機能については,マニュアル「TP1/Financial Service Platform 使用の手引」を参照してください。
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構成要素名は8バイト以下で定義してください。
TP1/FSPでは,構成要素名として8バイトまでしか指定できません。そのため,8バイトを超える構成要素名の構成要素が存在する場合は,意図しない構成要素にアクセスするおそれがあります。この場合の動作は保証されません。
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構成要素名に空白を含めて定義しないでください。
TP1/FSPでは,空白を構成要素名の区切りとして扱います。そのため,構成要素名中に空白を含む構成要素が存在する場合,意図しない構成要素にアクセスするおそれがあります。この場合の動作は保証されません。
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4V AFMのSDBデータベースでは,仮想ルートレコード型を除くすべての子レコード型でデータベースキーの構成(属性とサイズ)とデータ種別を同じ構成で定義してください。構成要素名は異なってもかまいません。同じ構成でない場合の動作は保証されません。
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UAPで4V MAMのSDBデータベースを検索する条件式に"%ENTRY△△"を指定する場合は,次に示すどちらかの構成で4V MAMのSDBデータベースを定義してください。次に示す構成以外のデータベースキーを定義した4V MAMのSDBデータベースに対して,条件式に"%ENTRY△△"を指定した場合の動作は保証されません。
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レコード分割キー(TYPE K,R)と一連番号(TYPE K,N)を定義する構成
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レコード分割キー(TYPE K,R)を定義しないで一連番号(TYPE K,N)を定義する構成
レコード分割キーと一連番号を定義する構成で4V MAMのSDBデータベースを定義する場合は,レコード識別コード(RECORDID句の指定値)と同じ値をレコード分割キー値としてKEYDEF句で指定してください。指定しない場合の動作は保証されません。
レコード分割キーと一連番号を定義する構成の場合の,SDBデータベース定義の例を次に示します。
SDBデータベース定義の例
SCHEMA SDBデータベース名 :(省略) RECORD A1 ………………………………………仮想ルートレコード型 02 DBKEY_L1 CHARACTER 8 TYPE D,L 02 DBKEY_ID XCHARACTER 2 TYPE K,R RECORD A2 02 DBKEY_L1 CHARACTER 8 TYPE D,L 02 DBKEY 03 DBKEY_ID XCHARACTER 2 TYPE K,R 03 DBKEY_LN INTEGER TYPE K,N :(ユーザデータ部は省略しています) RECORDID X'AAAA' …………………………【A】 RECORD A3 02 DBKEY_L1 CHARACTER 8 TYPE D,L 02 DBKEY 03 DBKEY_ID XCHARACTER 2 TYPE K,R 03 DBKEY_LN INTEGER TYPE K,N :(ユーザデータ部は省略しています) RECORDID X'BBBB' …………………………【B】 STORAGE SCHEMA SDBデータベース格納名 FOR SDBデータベース名 :(省略) SDBOPTION KEYDEF DBKEY_ID DATA X'AAAA',A2 ……レコード識別コード【A】と同じ値にする必要があります DATA X'BBBB',A3 ……レコード識別コード【B】と同じ値にする必要があります
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