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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


11.8.1 規則

〈この項の構成〉

(1) pdsdbdefコマンドの実行条件

(2) コマンドの実行者

HiRDB管理者がpdsdbdefコマンドを実行できます。

(3) pdsdbdefコマンドの実行可否

pdsdbdefコマンドを実行する前に,RDエリアの初期設定が完了している必要があります。また,次に示すRDエリアが閉塞なしオープン状態である必要があります。

RDエリアの状態によるpdsdbdefコマンドの実行可否については,「付録I.1 RDエリアの状態によるユティリティの実行可否」を参照してください。

(4) pdsdbdefコマンドの最大同時実行数

pdsdbdefコマンドの最大同時実行数は,システム共通定義のpd_utl_exec_modeオペランドの指定値に関係なく1です。

注意事項

HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ,HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティやほかのUAPと同時に実行することはできません。ほかのユティリティやUAPが終了してからpdsdbdefコマンドを実行してください。

(5) 環境変数の設定

(6) クライアント環境定義の設定

pdsdbdefコマンドを実行する場合,クライアント環境定義のPDUSERオペランドに,スキーマ所有者の認可識別子を指定してください。

このとき,OSログインユーザの簡易認証機能は使用できません。

(7) pdsdbdefコマンドで使用する文字コード

SDB制御文やSDB定義文に記述する文字コードは,pdsetupコマンドで指定する文字コードと同じ文字コードにしてください。

(8) スキーマとSDBデータベース定義の関係

pdsdbdefコマンドを実行する前に,クライアント環境定義のPDUSERオペランドに指定した認可識別子に対して,スキーマを定義しておく必要があります。

HiRDB/SDでは,1つのSDBデータベース定義内に複数のレコード型を定義できます。HiRDB/SDでは,「スキーマ名(=認可識別子)+レコード型」として,アクセスするレコード型を一意に識別するため,レコード型の定義時には,次の点に注意してください。

(9) SDBデータベース格納定義で指定できるRDエリア数

1つのSDBデータベース格納定義で指定できるRDエリア名の数は最大32,766個です(RDエリア名が重複する場合は1つと数えます)。

(10) pdsdbdefコマンドで使用するファイルおよびディレクトリ

pdsdbdefコマンドで使用するファイル,およびファイルを出力するディレクトリは,事前に作成しておいてください。また,パーミッションを次のように設定してください。