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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


8.6.3 障害が発生したときの対処方法

メインサイトが異常終了し,リモートサイトで業務を続行する場合の対処方法について説明します。

障害が発生した時点によって対処方法が異なります。「図8-5 SDBデータベースの定義追加または定義変更する手順(概要)」を参照して,障害発生時点と選択する対処方法を確認してください。

〈この項の構成〉

(1) リモートサイトでの対処方法1

リモートサイトで次の対処をしてください。

手順
  1. RAID Managerのpairvolchkコマンドで,ペア論理ボリュームグループのステータスを確認します。

  2. RAID Managerのhorctakeoverコマンドで,ペア論理ボリュームグループのテイクオーバを実施します。

  3. pdstartコマンドでHiRDBを開始します。

  4. TP1/FSPのeesvstartコマンドでTP1/FSPを開始します。

SDBディレクトリ情報ファイルは,リモートサイトに転送済みのファイルを使用してください。

(2) リモートサイトでの対処方法2

リモートサイトで次の対処をしてください。

手順
  1. RAID Managerのpairvolchkコマンドで,ペア論理ボリュームグループのステータスを確認します。

  2. RAID Managerのhorctakeoverコマンドで,ペア論理ボリュームグループのテイクオーバを実施します。

  3. pdstartコマンドでHiRDBを開始します。

  4. pdsdbdefコマンドで,SDBディレクトリ情報ファイルを作成して全ユニットに配布します。

  5. pdstopコマンドでHiRDBを終了します。

  6. pdstartコマンドでHiRDBを開始します。

  7. TP1/FSPのUAP共用ライブラリを最新版に入れ替えます。

  8. TP1/FSPのeesvstartコマンドでTP1/FSPを開始します。

(3) リモートサイトでの対処方法3

リモートサイトで次の対処をしてください。

手順
  1. RAID Managerのpairvolchkコマンドで,ペア論理ボリュームグループのステータスを確認します。

  2. RAID Managerのhorctakeoverコマンドで,ペア論理ボリュームグループのテイクオーバを実施します。

  3. pdstartコマンドでHiRDBを開始します。

  4. TP1/FSPのUAP共用ライブラリを最新版に入れ替えます。

  5. TP1/FSPのeesvstartコマンドでTP1/FSPを開始します。