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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


5.23.7 対処の詳細手順(その2)

対処手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 追い付き反映処理を取り消す

pdorend -uコマンドで,追い付き反映処理を取り消します。

 pdorend -s bes1 -u
[オプションの説明]

-s:更新可能なオンライン再編成の対象RDエリアがあるBESを指定します。

-u:追い付き反映処理を取り消す場合に指定するオプションです。

(2) レプリカRDエリアを参照可能バックアップ閉塞にする

pdhold -bコマンドで,レプリカRDエリアを参照可能バックアップ閉塞にします。

 pdhold -r FMB01_1,FMBIDX_1 -b
[オプションの説明]

-r:更新可能なオンライン再編成の対象RDエリア(BES内のレプリカRDエリア)を指定します。

-b:RDエリアの状態を参照可能バックアップ閉塞にする場合に指定するオプションです。

この例では,RDエリアの構成は次のようになっています。

(3) カレントRDエリアを切り替える

pddbchgコマンドで,カレントRDエリアをレプリカRDエリアからオリジナルRDエリアに切り替えます。

 pddbchg -r FMB01,FMBIDX -q 0
[オプションの説明]

-r:オリジナルRDエリア名を指定します。

-q:オリジナルRDエリアの世代番号を指定します。

(4) HiRDBを終了する

pdstopコマンドでHiRDBを終了します。

 pdstop

(5) ペアボリュームを再同期する

ペアボリュームを再同期して,レプリカRDエリアの内容をオリジナルRDエリアに反映します。操作方法については,使用しているミラーリング機能のマニュアルを参照してください。日立ディスクアレイサブシステムを使用している場合は,最初にマニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option」の「日立ディスクアレイサブシステム使用時の注意事項および操作手順」を参照してください。

(6) HiRDBを開始する

pdstartコマンドでHiRDBを開始します。

 pdstart