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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


5.22.2 エラーの対処方法

pdsdblodコマンドが異常終了した場合の対処手順を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 手順1の対処方法

不正な入力データを修正し,pdsdblodコマンドを再実行します。

手順
  1. 入力データを修正します。

  2. environment文のpurgeオペランドにyesを指定して,pdsdblodコマンドを再実行します。

(2) 手順2の対処方法

エラーとなった制御文を修正し,pdsdblodコマンドを再実行します。

手順
  1. エラーとなった制御文を修正します。

  2. pdsdblodコマンドを再実行します。

(3) 手順3の対処方法

出力されたメッセージを参照し,エラー原因を取り除いたあとにpdsdblodコマンドを再実行します。

手順
  1. 出力されたメッセージを参照し,エラー原因を取り除いてください。

  2. environment文のpurgeオペランドにyesを指定して,pdsdblodコマンドを再実行します。

(4) 手順4の対処方法

RDエリアを再初期化してからpdsdblodコマンドを再実行します。

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. pdcloseコマンドで,RDエリアをクローズします。

  3. pdmodコマンドで,RDエリアを再初期化します。

  4. pdrelsコマンドで,RDエリアの閉塞を解除し,オープンします。

  5. pdsdblodコマンドを再実行します。

(5) 手順5の対処方法

次のどちらかの手順を実行してください。

(a) 格納済みのデータを削除してpdsdblodコマンドを再実行する

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. environment文のpurgeオペランドにyesを指定して,pdsdblodコマンドを再実行します。

(b) インデクスを再作成する

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. エラーが発生したインデクスに対して,インデクスの再作成の制御文を作成してください。

  3. pdsdblodコマンドを実行します。

上記の手順の1.〜3.を,エラーが発生した以降のインデクス数分繰り返し実行してください。

(6) 手順6の対処方法

追い付き反映キー対応表を初期化してから,pdsdblodコマンドを再実行します。

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. 追い付き反映キー対応表をpdsdborcrtコマンドで初期化します。

  3. environment文のpurgeオペランドにyesを指定して,pdsdblodコマンドを再実行します。

更新可能なオンライン再編成の場合,エラーが発生したRDエリアがあるバックエンドサーバ内の,更新可能なオンライン再編成の対象となった全RDエリアに対して,上記の手順の3.を繰り返してください。

(7) 手順7の対処方法

RDエリアを再初期化してから,pdsdblodコマンドを再実行します。

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. 追い付き反映キー対応表をpdsdborcrtコマンドで初期化します。

  3. pdcloseコマンドでRDエリアをクローズします。

  4. pdmodコマンドでRDエリアを再初期化します。

  5. pdrelsコマンドで,RDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にします。

  6. pdsdblodコマンドを再実行します。

更新可能なオンライン再編成の場合,エラーが発生したRDエリアがあるバックエンドサーバ内の,更新可能なオンライン再編成の対象となった全RDエリアに対して,上記の手順の3.〜6.を繰り返してください。

(8) 手順8の対処方法

出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてから,pdsdblodコマンドを再実行します。

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. pdsdblodコマンドを再実行します。

(9) 手順9の対処方法

RDエリアを追加データロード実行直前の状態に回復してから,pdsdblodコマンドを再実行します。

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. pdcloseコマンドで,障害閉塞しているRDエリアをクローズします。

  3. pdrstrコマンドでRDエリアを回復します。

  4. pdrelsコマンドで,RDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にします。

  5. pdsdblodコマンドを再実行します。

(10) 手順10の対処方法

次のどちらかの手順を実行してください。

ただし,キー値が重複した場合,(b)の方法では対処できないため,(a)の方法で対処してください。

(a) RDエリアを追加データロード実行直前の状態に回復してからpdsdblodコマンドを再実行する

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. pdholdコマンドで,RDエリアを閉塞し,クローズします。

  3. pdrstrコマンドでRDエリアを回復します。

  4. pdrelsコマンドで,RDエリアの閉塞を解除し,オープン状態にします。

  5. pdsdblodコマンドを再実行します。

(b) インデクスを再作成する

手順
  1. 出力されたメッセージを参照して,エラー原因を取り除いてください。

  2. エラーが発生したインデクスに対して,インデクスの再作成の制御文を作成します。

  3. pdsdblodコマンドを実行します。

上記の手順の1.〜3.を,エラーが発生した以降のインデクス数分繰り返し実行してください。