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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


5.11.2 SDBデータベースの再編成の手順

SDBデータベースの再編成手順(pdsdbrogコマンドでアンロードしたレコードを同じSDBデータベースにデータロードする場合の手順)を次の図に示します。

図5‒10 SDBデータベースの再編成手順

[図データ]

注意事項
  • SDBデータベースが横分割されている場合,アンロードとデータロードの実行単位を合わせてください。アンロードはRDエリア単位で実行するため,データロードもそれに合わせてRDエリア単位で実行してください。実行単位を合わせないと,SDBデータベースが正しく格納されません。

  • レコードをアンロードしてからデータロードするまでの間に,処理対象のSDBデータベース定義およびSDBデータベース格納定義を変更しないでください。変更した場合,レコードが正しく格納されないことがあります。

  • レコードをアンロードしてからデータロードするまでの間に,処理対象のデータベースを更新しないでください。データベースを更新した場合,更新したレコード実現値はデータロードの対象外になります。

各手順を以降で説明します。

〈この項の構成〉

(1) 全ユニットのSDBディレクトリ情報が一致しているかどうかを確認する

 pdsdbarc -a

pdsdbarcコマンドでSDBディレクトリ情報に関する情報を表示し,全ユニットの常用常駐領域のSDBディレクトリ情報が一致しているかどうかを確認してください。確認方法については,「5.9 全ユニットのSDBディレクトリ情報が一致しているか確認する方法」を参照してください。

確認した結果,SDBディレクトリ情報が不一致の場合は,pdsdbrogコマンドを実行できません。

(2) 処理対象のRDエリアを閉塞する

 pdhold -r RDエリア名,RDエリア名 …

pdholdコマンドで処理対象のRDエリアを閉塞します。

(3) アンロードを実行する

 pdsdbrog 制御文ファイル名

pdsdbrogコマンドでレコードをアンロードします。

(4) プリフィクス部を設定する

プリフィクス部のページ切り替えフラグの指定,または事前割り当てページ数の指定値の変更が必要な場合は,アンロードデータファイルを直接修正して,ページ切り替えフラグまたは事前割り当てページ数を設定してください。ページ切り替えフラグを設定する場合は,「13.8 ページ切り替えフラグの扱い【4V FMB,4V AFM】」を参照してください。

(5) データロードを実行する

 pdsdblod 制御文ファイル名

pdsdblodコマンドで,(3)でアンロードしたレコードをデータロードします。

(6) RDエリアの閉塞を解除する

 pdrels -r RDエリア名,RDエリア名 …

pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します。