3.6.2 ユティリティ実行時のメモリ所要量の見積もり
- 〈この項の構成〉
(1) HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)実行時のメモリ所要量
HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)実行時のメモリ容量の計算式を次の表に示します。
項目 |
メモリ所要量の計算式(キロバイト) |
---|---|
コマンドプロセス(pdsdblod)が使用するプロセス固有領域 |
49,000+4.7+luntsvr+lsdbcpc+lsdbdir+dbs |
ユティリティサーバプロセス(pdsdblodm)が使用するプロセス固有領域 |
58,900+0.6+luntsvr+lsdbcpc+lsdbdir |
ユーザサーバプロセス(pdbes)が使用するプロセス固有領域 |
94,900+0.3+luntsvr+lsdbcpc+lsdbdir+dbs+lload+lloada+lfwrt+lindx+lindxa+lscana+lpurge |
計算式中で使用している変数の値および意味を次に示します。
変数 |
変数の値および意味 |
---|---|
luntsvr |
0.02+(unit×0.04)+(1+ds+fes+bes)×0.05
|
lsdbcpc |
9.6+0.1×recara+0.2×rec
|
lsdbdir |
0.18+0.05×area+0.05×set+0.06×rec+0.06×cmp+0.14×recara+0.07×(1+secidx)
|
dbs |
SDBデータベース情報長(単位:キロバイト) 「3.4.2(2)(a) SDBディレクトリ情報長の計算式」の変数dbsの説明を参照してください。 |
lload |
インデクス再作成機能を実行しない場合に加算します。 40.3+lmaxrec+0.02×recara+0.01×divrec+2×lbuf+lstor
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lloada |
インデクス再作成機能を実行しない場合に加算します。 ↑((128+24×recarea)÷1,024)↑
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lfwrt |
フォーマットライトまたはインデクス再作成機能を実行しない場合に加算します。 2×lmaxrec+0.1×lkeydef
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lindx |
インデクス一括作成モードでインデクスを作成またはインデクス再作成機能を実行する場合に加算します。 1.5+(linxf+0.1+0.1×inxkey)×(1+secidx)×inxara+lsort
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lindxa |
インデクス一括作成モードでインデクスを作成またはインデクス再作成機能を実行する場合に加算します。 ↑((4,424+16×(rec+idx+2)+8×idx×(recarea+2)+8,256×MIN(idx×recarea, 7,000))÷1,024)↑
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lscana |
追加データロードまたはインデクスの再作成を実行する場合に加算します。 ↑{(56,290+2×xpgsz+24×recarea2+2×rec2)÷1024}↑
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lpurge |
environment文のpurgeオペランドにyesを指定する場合に加算します。 2.3+0.01×recara+(0.3+0.1×inxkey)×(1+secidx)×inxara
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(2) HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog)実行時のメモリ所要量
HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog)実行時のメモリ容量の計算式を次の表に示します。
項目 |
メモリ所要量の計算式(キロバイト) |
---|---|
コマンドプロセス(pdsdbrog)が使用するプロセス固有領域 |
49,100+4.5+runtsvr+rsdbcpc+rsdbdir+rsdbrog+dbs+rgen |
ユティリティサーバプロセス(pdsdbrogm)が使用するプロセス固有領域 |
58,900+0.6+runtsvr+rsdbrog |
ユーザサーバプロセス(pdbes)が使用するプロセス固有領域 |
93,600+0.3+rsdbcpc+rsdbrog+dbs+runlod |
計算式中で使用している変数の値および意味を次に示します。
変数 |
変数の値および意味 |
---|---|
runtsvr |
0.02+(unit×0.04)+(1+ds+fes+bes)×0.05
|
rsdbcpc |
|
rsdbdir |
0.18+0.05×rec+0.14×1+(0.07×(seqidx+secidx)×rec)
|
rsdbrog |
2.32+(1+idxara)×0.17
|
dbs |
SDBデータベース情報長(単位:キロバイト) 「3.4.2(2)(a) SDBディレクトリ情報長の計算式」の変数dbsの説明を参照してください。 |
rgen |
0.04+{0.1×(allara+1+idxara)}
|
runlod |
0.6+rsdi+rrecun+rwrite+rdml
|
- 注※
-
格納レコード用RDエリア数と,シーケンシャルインデクス用RDエリア数と,二次インデクス用RDエリア数の総和
(3) HiRDB/SDデータベースアクセスユティリティ(pdsdbexe)実行時のメモリ所要量
HiRDB/SDデータベースアクセスユティリティ(pdsdbexe)実行時のメモリ容量の計算式を次の表に示します。
項目 |
メモリ所要量の計算式(キロバイト) |
---|---|
コマンドプロセス(pdsdbexe)が使用するプロセス固有領域 |
255+66×l_cmd+0.2×n_sdb+30.3×n_rec +0.1×n_cmp+dbs |
コマンドプロセス(pdsdbexe)が使用する仮想メモリサイズ |
41,400 |
計算式中で使用している変数の値および意味を次に示します。
変数 |
変数の値および意味 |
---|---|
l_cmd |
{pdsdbexe操作コマンドの文字列長の最大長(バイト)÷65,536}+1 |
n_sdb |
SDBデータベース数 |
n_rec |
SDBデータベース内のレコード数 |
n_cmp |
SDBデータベース内の構成要素数(集団項目を含んだ値) |
dbs |
SDBデータベース情報長(1SDBデータベース情報のサイズ)(単位:キロバイト) -dオプションにSDを指定した場合に加算します。 SDBデータベース情報長の求め方については,「3.4.2(2)(a) SDBディレクトリ情報長の計算式」を参照してください。 |
(4) データベース複写ユティリティ(pdcopy)実行時のメモリ所要量
データベース複写ユティリティ実行時のメモリ所要量については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「データベース複写ユティリティ(pdcopy)実行時のメモリ容量」を参照してください。
(5) データベース回復ユティリティ(pdrstr)実行時のメモリ所要量
データベース回復ユティリティ(pdrstr)実行時のメモリ所要量については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「データベース回復ユティリティ(pdrstr)実行時のメモリ容量」を参照してください。
(6) データベース状態解析ユティリティ(pddbst)実行時のメモリ所要量
データベース状態解析ユティリティ(pddbst)実行時のメモリ所要量については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「データベース状態解析ユティリティ(pddbst)実行時のメモリ所要量」を参照してください。
なお,参照する際,「計算式で使用する変数」については,次の変数を使用してください。
-
α(単位:バイト)
{28000+A+(10592×a)+(10592×b)+(10592×c)+(2264×d)+(848×e)+(272×f)+(432×g)+(304×h)+(1024×r)}
-
β(単位:バイト)
{100000+(1024×d)+(2784×i)+(2784×j)+(2784×k)+(1024×r)}
-
r:解析対象のRDエリアがあるBESが解析するルートレコード型数
(7) DMLプリプロセサ(pdsdbcbl)実行時のメモリ所要量【SD FMB】
DMLプリプロセサ(pdsdbcbl)実行時のメモリ容量の計算式を次の表に示します。
項目 |
メモリ所要量の計算式(キロバイト) |
---|---|
コマンドプロセス(pdsdbcbl)が使用するプロセス固有領域 |
|
コマンドプロセス(pdsdbcbl)が使用する仮想メモリサイズ |
23,000 |
計算式中で使用している変数の値および意味を次に示します。
変数 |
変数の値および意味 |
---|---|
dbn |
SDBデータベース節に指定したSDBデータベースの数 |
dbs |
SDBデータベース節に指定したSDBデータベースのSDBデータベース情報長 SDBデータベース情報長の求め方については,「3.4.2(2)(a) SDBディレクトリ情報長の計算式」を参照してください。 |
prgn |
UAPソースファイル内のプログラム数 |
varn |
UAPソースファイル内の変数の数 |