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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


2.10 データベースの更新ログの取得方式

HiRDB/SDは,UAPまたはユティリティ※1によって更新されたデータベースの履歴情報(システムログ中のデータベースの更新ログ)をシステムログファイルに取得しています。また,データベースの更新ログを取得しないこともできます。※2データベースの更新ログを取得しないと,その分の処理時間が短縮されます。したがって,UAP(またはユティリティ)の実行時間を短縮できます。

注※1

次のユティリティが該当します。

  • HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)

  • HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)

  • HiRDB/SDデータベースアクセスユティリティ(pdsdbexe)

注※2

HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)によって更新されたデータベースのログは,常時取得しています。システムログ中のデータベースの更新ログを取得しない運用はできません。

このため,分割格納条件の変更機能を使用して格納RDエリアの変更を行う場合は,SDBデータベース定義の更新に必要なシステムログだけでなく,格納条件が変更されたことによって,変更対象のRDエリアに格納できなくなったデータの削除処理に必要なデータベースの更新ログを格納済みのデータ量に応じて出力します。

〈この節の構成〉