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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


2.5.6 位置指示子の位置づけ【SD FMB】

SD FMBのSDBデータベース中のレコードを検索し,レコード実現値に対してレコードの位置づけを行います。

〈この項の構成〉

(1) 位置づけの種類

位置づけには,次の3つの検索があります。

(2) 位置づけの順序,開始位置および方向

レコード型内の検索,および親子集合型内の検索では,順序,開始位置および方向を決定してレコードを検索します。

順序,開始位置および方向については,「17.3.3 検索の順序,開始位置および方向」を参照してください。

(3) レコードの検索範囲の例

検索の基点となるレコードと検索の方向の例を次の図に示します。

図2‒36 検索の基点となるレコードと検索の方向と検索範囲

[図データ]

(4) レコードの特定方法

レコード型内の検索,および親子集合型内の検索では,次の方法でレコードを特定します。

位置指示子指定の検索の場合は,DMLに指定した位置指示子が指すレコードを検索結果とします。

(5) レコードの位置づけ

レコード型内の検索時は,レコードに位置指示子を位置づけておく必要はありません。親子集合型内の検索,および位置指示子指定の検索時は,親子集合位置指示子の親レコードを位置づけておく必要があります。レコードの位置づけについては,「2.5.3(1) レコードの位置づけ」を参照してください。