2.3.1 HiRDB/SDがサポートしている構造型DBの種類
HiRDB/SDがサポートしている構造型DBには,階層構造を持つデータベースと,階層構造を持たないデータベースの2種類があります。それぞれのデータベースについて説明します。
- ■階層構造を持つデータベース(FMBのデータベース)
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階層構造を持つデータベースを,FMBのデータベースといいます。
FMBのデータベースの場合,レコード間の関連が親子関係で管理されます。下位のレコード(子レコード)にアクセスする場合は,上位のレコード(親レコード)から階層順にアクセスします。FMBのデータベースでは,1つのレコード型は,複数の構成要素から構成されます。レコード型および構成要素については,「2.3.4 レコード」を参照してください。
- 参考
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FMBのデータベースは,次のデータベースに相当します。
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メインフレームのTMS-4V/SPがサポートしているFMBのデータベース
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メインフレームのXDM/SDがサポートしている階層型モデルのデータベース
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- ■階層構造を持たないデータベース(AFMのデータベース)
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階層構造を持たないデータベースを,AFMのデータベースといいます。
AFMのデータベースの場合,1つのレコード型は,1つまたは複数の構成要素から構成されます。レコード型および構成要素については,「2.3.4 レコード」を参照してください。
- 参考
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AFMのデータベースは,メインフレームのTMS-4V/SPがサポートしているDAM,MAM,TAM,またはSAMのデータベースに相当します。