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HiRDB 全文検索プラグイン HiRDB Text Search Plug-in Version 10


3.2.19 phnconbuild(統計情報統合ユティリティ)

〈この項の構成〉

(1) 機能

概念検索用統計情報を統合します。

統計情報収集ユティリティを使用して収集した各統計情報ファイルを統合し,統合した統計情報ファイルを出力します。統計情報収集ユティリティの詳細については,「3.2.18 phnconget(統計情報収集ユティリティ)」を参照してください。

(2) 実行者

HiRDB管理者が実行できます。

(3) 形式

phnconbuild -i 入力統計情報ファイル格納先定義ファイル名 -o 統合統計情報出力先ファイル名

(4) コマンド引数

-i 入力統計情報ファイル格納先定義ファイル名

入力する統計情報ファイルの格納先を定義したファイル名を絶対パスで指定します。この定義ファイルに指定したすべての統計情報ファイルの内容を統合します。

-o 統合統計情報出力先ファイル名

統合した統計情報を出力するファイル名を絶対パスで指定します。

(5) 入力統計情報ファイル格納先定義ファイル

入力統計情報ファイル格納先定義ファイルには,入力する統計情報ファイルの格納先をファイル単位に指定します。デフォルトの格納先も指定できます。

入力統計情報ファイルとして同じファイルを複数回指定した場合は,異なる統計情報として処理されます。また,入力する統計情報ファイルの数が0の場合はエラーとなります。

(a) 記述形式

統計情報ファイル単位に格納先を指定する場合

[FILE]

FILE=統計情報ファイル絶対パス名

デフォルトの格納先を指定する場合

[DEFAULT]

DEFAULT=統計情報ファイル格納ディレクトリ絶対パス名

(b) 定義例

入力統計情報ファイル格納先定義ファイルの定義例を図3-3および図3-4に示します。

図3‒3 入力統計情報ファイル格納先定義ファイルの定義例(UNIXの場合)

[図データ]

図3‒4 入力統計情報ファイル格納先定義ファイルの定義例(Windowsの場合)

[図データ]

(6) 規則

このユティリティは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。

(7) 注意事項