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HiRDB XML拡張機能 HiRDB XML Extension Version 10


4.3.2 構造名の指定

構造検索パターンでは,検索対象とする文書要素をその構造名で指定します。また,構造指定のあとに,その文書要素内での検索条件を指定します。

構造名指定は,検索対象の構造名を文字列で指定します。

波括弧で囲まれたテキスト検索条件は,指定構造内での全文検索条件を指定する条件式です。

角括弧で構造検索パターンを囲むことで,上位の構造名指定と,指定した上位構造指定以下の構造名をさらに指定した複雑な構造指定ができます。これによって,例えば,要旨の下位構造の目的の部分で,テキスト検索条件を満たす文書を探せます。

属性を持つ構造の属性値を検索条件とする場合は,構造名指定の後ろに属性値の条件を指定します。

構造検索パターンの形式を次の図に示します。

図4‒2 構造検索パターンの形式

[図データ]

注意事項
  • 構造名指定は,最上位構造名から順に指定してください。最上位構造名だけを指定した場合,または構造名指定を省略した場合には,文書に含まれるすべての構造を対象に検索します。

  • 次のように指定した構造名が未登録の場合はヒットしません。

    ・指定した構造を持った文書が登録されていない場合

    ・指定した構造名が間違っている場合

  • 構造名に半角スペース(0x20)は指定できません。

指定例
  • 構造名「文章」の下の「概要」の下の「目的」に文字列「NETWORK」を含む。

    文章[概要[目的{"NETWORK"}]]