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HiRDB XML拡張機能 HiRDB XML Extension Version 10


3.2.11 phjcond(インデクス詰め替えユティリティ)

〈この項の構成〉

(1) 機能

不要なインデクスを削除します。

(2) 実行者

HiRDB管理者が実行できます。

(3) 形式

phjcond -d インデクス識別子 -r RDエリア名 [-l ログ取得方式] [-t 詰め替え時間] [-q 世代番号]

(4) コマンド引数

-d インデクス識別子:

詰め替え対象となるインデクス識別子を指定します。

必ずインデクス作成時に指定したインデクス識別子を指定してください。

  • UNIXの場合

    インデクス識別子を「"」(ダブルクォーテーション)で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「"」で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,インデクス識別子にスペースが含まれる場合は,「"」で囲む必要があります。なお,sh,cshおよびkshの場合は,さらに「'」(アポストロフィ)で囲む必要があります。

  • Windowsの場合

    インデクス識別子を「\"」で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「\"」で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,インデクス識別子にスペースが含まれる場合は,「"」で囲む必要があります。

-r RDエリア名:

指定されたインデクスがあるRDエリア名を指定します。

  • UNIXの場合

    RDエリア名を「"」(ダブルクォーテーション)で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「"」で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,RDエリア名にスペースが含まれる場合は,「"」で囲む必要があります。なお,sh,cshおよびkshの場合は,さらに「'」(アポストロフィ)で囲む必要があります。

  • Windowsの場合

    RDエリア名を「\"」で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「\"」で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,RDエリア名にスペースが含まれる場合は,「"」で囲む必要があります。

-l ログ取得方式:

インデクス詰め替え処理でのログ取得方式を指定します。

省略時は「p」が設定されます。

  • a:

    ログ取得モードで実行します。

    ロールバックおよびロールフォワードに必要なデータベース更新ログを取得します。インデクスのバックアップを取得する必要はありません。

  • p:

    更新前ログ取得モードで実行します。

    ロールバックに必要なデータベース更新ログを取得します。インデクス詰め替え処理後,バックアップを取得する必要があります。

  • n:

    ログレスモードで実行します。

    データベース更新ログを取得しません。インデクス詰め替え処理前およびインデクス詰め替え処理後にバックアップを取得する必要があります。

-t 詰め替え時間:

インデクス詰め替えユティリティの実行時間を分単位で指定します。

実行時間は半角数字で0〜6,000の間で15分単位で指定してください。15の倍数でない値が指定された場合は,15分単位で切り上げられます。

実行時間に0を指定した場合,またはこのオペランドを省略した場合,詰め替え処理が完了するまで処理を続けます。

指定した実行時間で詰め替え処理が完了しなかった場合,ユティリティが指定時間を過ぎて終了した旨のメッセージを出力します。

-q 世代番号:

Staticizer Optionのインナレプリカ機能を使用する場合,処理対象とするRDエリアを0〜10の世代番号で指定します。指定を省略した場合は,カレントRDエリアが仮定されます。

  • 0

    オリジナルRDエリアを対象とします。

  • 1〜10

    指定した世代番号のRDエリアを対象とします。

このオペランドは,Staticizer Optionがインストールされていない場合は指定できません。

なお,インナレプリカ機能については,マニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option」を参照してください。

(5) 規則

このユティリティは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。

(6) 注意事項