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HiRDB XML拡張機能 HiRDB XML Extension Version 10


2.3.3 ファイル容量

XML Extensionのファイル容量の見積もり方法について説明します。見積もりの必要なファイル容量は,次に説明するログの容量です。

〈この項の構成〉

(1) XMLデータ型プラグインおよびIXXMLインデクス型プラグインの場合

(a) 同義語辞書ファイル

同義語辞書ファイルの容量は,次に示す式で計算します。

同義語辞書容量[バイト] = (wordnum×(20+wordlen)+1000)×dicnum

  • wordnum:登録語数

  • wordlen:平均語長[バイト]

  • dicnum:登録辞書数

同義語辞書ファイルの格納場所については,表B-1および表B-2を参照してください。

(b) ログ量

ログ量は,既登録XMLデータ量や登録するXMLデータを構成する文字列に依存します。ここでは平均値で記載します。

XML型列の追加

jnl[キロバイト]= 32

PURGE TABLE

jnl[キロバイト]= 48

これ以降のINSERT時,DELETE時,UPDATE時,一括更新時およびインクリメンタル処理のログ取得には,ログ取得モード,更新前ログ取得モードおよびログレスモードが指定できます。ただし,ログ取得モードでは,更新前ログ取得モードの約2倍のログ量が必要になります。ここでは更新前ログ取得モードで記載します。

INSERT時(WITH_TABLE_SCAN指定しない場合)

jnl[キロバイト]=↑(docsize×3×10-3)/4+1↑×4+↑(60×docsize×10-3)/4↑×4

  • docsize:平均登録XMLデータサイズ[バイト]

注※

検索高速化インデクス(V2)機能使用時は,80で計算してください。ただし,英文検索用インデクスを同時に使用する場合は,100で計算してください。

INSERT時(WITH_TABLE_SCAN指定した場合)

jnl[キロバイト]=↑(docsize×6×10-3)/4+1↑×4+↑(60×docsize×10-3)/4↑×4

  • docsize:平均登録XMLデータサイズ[バイト]

注※

検索高速化インデクス(V2)機能使用時は,80で計算してください。ただし,英文検索用インデクスを同時に使用する場合は,100で計算してください。

DELETE時
無効文書を含む登録文書の件数が348,160件以下の場合

jnl[キロバイト]= 40

無効文書を含む登録文書の件数が348,161件以上の場合

jnl[キロバイト]= 40 + (↑(doccnt-348160)/174080↑×8)

doccnt:無効文書を含む登録文書の件数

バージョン09-05-01以降の場合

jnl[キロバイト]= 32

UPDATE時

jnl[キロバイト]= INSERTで必要分+DELETEで必要分

一括更新時(pdload,pdrorg,CREATE INDEX,phjstartidx)(WITH_TABLE_SCAN指定しない場合)

jnl[キロバイト]=↑(docsize×3×10-3)/4+1↑×4×doccnt+↑(30×docsize×10-3×doccnt)/4↑×4

  • docsize:平均登録XMLデータサイズ[バイト]

  • doccnt:登録XMLデータ数

注※

検索高速化インデクス(V2)機能使用時は,40で計算してください。ただし,英文検索用インデクスを同時に使用する場合は,50で計算してください。

一括更新時(pdload,pdrorg,CREATE INDEX,phjstartidx)(WITH_TABLE_SCAN指定した場合)

jnl[キロバイト]=↑(docsize×6×10-3)/4+1↑×4×doccnt+↑(30×docsize×10-3×doccnt)/4↑×4

  • docsize:平均登録XMLデータサイズ[バイト]

  • doccnt:登録XMLデータ数

注※

検索高速化インデクス(V2)機能使用時は,40で計算してください。ただし,英文検索用インデクスを同時に使用する場合は,50で計算してください。

インデクス詰め替え処理

jnl[キロバイト]= インデクスデータ量