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HiRDB XML拡張機能 HiRDB XML Extension Version 10


2.2.1 検討項目

〈この項の構成〉

(1) リソースの見積もり

メモリ所要量やRDエリア容量など,XML Extensionが使用するリソースを見積もってください。リソースの見積もりの詳細については,「2.3 リソースの見積もり」を参照してください。

(2) 運用形態の決定

XML Extensionの運用方法を検討します。推奨する運用方法については「6. 推奨する運用方法」を参照してください。

インデクス定義時に,次の登録運用の形態を設定できます。用途に合わせて設定してください。

(a) インデクス作成方法の指定

表のXML型列にXMLデータを登録している状態でCREATE INDEXを実行する場合,次のどれかのインデクス作成方法を指定できます。

  • 即時登録

    インデクス作成とインデクスへのXMLデータ登録を同時に実行する方法です。

  • 初期分割登録

    インデクス作成時にはXMLデータ登録をしないで,インデクス作成開始ユティリティを使用して,実行時間やインデクスへの登録件数を指定し,XMLデータを登録する方法です。インデクス作成開始ユティリティの詳細については,「3.2.8 phjstartidx(インデクス作成開始ユティリティ)」を参照してください。

    初期分割登録の対象となるのは,インデクス作成時に登録済みのデータです。例えば,表に大量のXMLデータを登録している状態でインデクス作成を実行する場合では,インデクスへのXMLデータ登録に時間が掛かります。このような場合,時間や件数で区切って登録できます。なお,初期分割登録ではインデクスへのXMLデータ登録が完了すると,以降は即時登録となります。

  • 分割遅延登録

    初期分割登録での対象範囲に加えて,インデクス作成後に登録されたXMLデータも遅延登録する方法です。インデクス作成後は初期分割登録と同様に,インデクス作成開始ユティリティを使用して,XMLデータをインデクスへ一括登録できます。インデクス作成開始ユティリティの詳細については,「3.2.8 phjstartidx(インデクス作成開始ユティリティ)」を参照してください。

    また,インデクス分割遅延登録運用変更ユティリティを使用して,分割遅延登録の開始と終了を指定することもできます。インデクス分割遅延登録運用変更ユティリティの詳細については,「3.2.9 phjdelay(インデクス分割遅延登録運用変更ユティリティ)」を参照してください。