6.3.1 抽出側Datareplicator Extensionの起動
抽出側システムでhdestartSコマンドを実行すると,抽出システム定義,抽出環境定義,及び送信環境定義に従って抽出側Datareplicator Extensionが起動します。
hdestartSコマンドは,抽出環境がhdestartSコマンド(-iオプションを指定)を使用して初期化されている場合にだけ実行でき,hdestartSコマンド以外を使用して初期化されている場合は,hdestartSコマンドを実行してもエラー終了します。
抽出環境初期化時に使用したコマンドと抽出側Datareplicator Extension起動時に使用したコマンドの関係を次に示します。
抽出環境初期化時に使用したコマンド |
抽出側Datareplicator Extension起動時に使用したコマンド |
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hdestart |
hdestartS |
|
hdestart |
抽出側Datareplicatorが起動します。 |
KFRB00061-Eエラー |
hdestartS |
KFRB00061-Eエラー |
抽出側Datareplicator Extensionが起動します。 |
- 注
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抽出定義プリプロセスファイルを作成するためのhdeprepSコマンドも,抽出環境がhdestartSコマンド(-iオプションを指定)を使用して初期化されている場合にだけ実行でき,hdestartSコマンド以外を使用して初期化されている場合は,hdeprepSコマンドを実行してもKFRB00061-Eエラーとなります。抽出定義プリプロセスファイルの作成に関する注意については,「6.2.3(2)抽出定義プリプロセスファイルの作成に関する注意」を参照してください。
抽出側DBがSQL Serverの場合,抽出側Datareplicator Extensionはキューテーブルから更新情報を取り出します(DEQUEUE)。このため,抽出側Datareplicator Extensionを起動するときは抽出対象SQL Serverが稼働している必要があります。
また,データ連動処理で,キューテーブルへの更新情報を格納するまでの間にエラーが発生した場合は,更新AP自体がエラーとなります。
抽出側システムでエラーが発生した場合の対処については,「8.1.2 抽出側システムでエラーが発生した場合の対処(SQL Serverの場合)」を参照してください。