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HiRDB データ連動拡張機能 HiRDB Datareplicator Extension Version 10


3.1.2 抽出処理のタイミング

抽出処理の開始タイミングと停止タイミングについて説明します。

説明中のコマンド名のXは,使用するDBMSによって変わることを意味します。例えば,hdeprepXは,使用するDBMSがOracleの場合はhdeprepO,SQL Serverの場合はhdeprepSとなります。

〈この項の構成〉

(1) 抽出処理の開始タイミング

(a) キューテーブルへの更新情報の格納

hdeprepXコマンドの実行が完了した時点から開始します。

(b) キューテーブルから抽出情報キューファイルへの更新情報の格納

hdestartXコマンド(オプション指定なし,又は-eオプションを指定)の実行が完了した時点から開始します。

(2) 抽出処理の停止タイミング

抽出側Datareplicator Extensionは,hdestopXコマンド(オプション指定なし,又は-eオプションを指定)を実行して終了します。

他社DBMSからHiRDBへデータ連動する場合は,HiRDBシステム同士のデータ連動時のような抽出対象DBMSの動作と連動した抽出処理の停止(抽出システム定義のsynctermオペランド及びtermlevelオペランドによる同期停止や,Datareplicatorのpdrplstopコマンドによる強制停止など)はできません。