3.1.3 更新情報の取り出し
キューテーブルに入っている更新情報の取り出しには,DEQUEUEを使用します。
- 〈この項の構成〉
(1) 更新情報の有効性
DEQUEUEは,更新元トランザクションが有効(COMMIT完了済み)となっている更新情報だけを取り出します。
このため,抽出側Datareplicator Extensionが抽出する更新情報はすべて有効トランザクションについてのものだけとなります。
(2) 更新情報の取り出し順序
キューテーブルに入っている更新情報は,DEQUEUEを実行した時点で有効となっているすべてのトランザクションを対象として,更新処理の実行順に取り出されます(DEQUEUEのうちの格納順取り出し方法を使用)。
この方法は,DEQUEUEを実行するタイミングによって抽出対象となるトランザクションが異なるため,取り出される更新情報の順序が異なる可能性がありますが,抽出する更新情報は有効トランザクションについてのものだけなので,同一行に対しての更新順序は保証されます。