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HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


10.5 SQLコードの詳細

SQLコードごとの発生要因と対処方法を表10-6に示します。

そのほかのSQLコード,もしくは表10-6に示した要因に該当しない場合についてはマニュアル「HiRDB メッセージ」を参照してください。

表10‒6 SQLコードごとの発生要因一覧

SQLコード

要因

対処方法

100

  1. 反映対象の表を直接操作し,対象行を削除した。

  2. データ連動開始前から抽出側DBと反映側DBの行の対応が不一致となっている。

  3. 抽出定義のextract文のkey句で指定した列を更新した。

  4. 抽出定義のextract文のkey句で指定した列に重複した値がある。

  1. エラー情報ファイル,又は未反映情報ファイルに出力している情報を基に,エラーの原因となっている行を特定し,削除した行を追加した後,反映処理を再起動してください。

  2. 抽出側DBと反映側DBの整合性を確保した後,抽出側及び反映側Datareplicatorを初期化してください。

  3. 抽出側DBと反映側DBの整合性を確保した後,抽出側及び反映側Datareplicatorを初期化してください。

    マッピングキーを更新する場合,ukey句を使用してください。

  4. 抽出側DBのインデクスの構成列はすべてextract文のkey句で指定してください。その後,抽出側DBと反映側DBのDBの整合性を確保した後,抽出側及び反映側Datareplicatorを初期化してください。

-210

次の表に対して,非ナル値制約,又はFIX属性を指定しているおそれがあります。

  • マージ表のsqlconvopt2オプションを指定している場合

  • 時系列情報表の場合

非ナル値制約を取り除く,もしくは反映対象の表を非FIX属性に変更した後,反映処理を再起動してください。

-404

  1. 抽出列のデータ長が反映対象列の定義長を超えている。

  2. 文字コード変換後のデータ長が反映対象列の定義長を超えている。

反映対象列の定義長を見直し,反映処理を再起動してください。

-803

  1. 反映対象の表を直接操作し,行を追加又は更新した。

  2. データ連動開始前から抽出側DBと反映側DBの行の対応が不一致となっている。

  3. 反映側DBのユニークチェックによって反映側DBに行を追加できない。

  1. エラー情報ファイル,又は未反映情報ファイルに出力している情報を基に,エラーの原因となっている行を特定し,追加又は更新した行を元に戻した後,反映処理を再起動してください。

  2. 抽出側DBと反映側DBの整合性を確保した後,抽出側及び反映側Datareplicatorを初期化してください。

  3. 反映側DBのユニークチェックの対象となるインデクスの構成列を見直してください。

    その後,抽出側DBと反映側DBの整合性を確保した後,抽出側及び反映側Datareplicatorを初期化してください。

-912

  1. COMMIT発行間隔が長い(反映環境定義のcmtintvlの値が大きい)。

  2. 抽出側HiRDBで実行するpdloadをデータ連携している。

4.7.3 反映方法の設計」を参照し,次の対処をしてください。

  • 反映環境定義のcmtintvlの指定値を小さくし,反映処理を再起動してください。

  • 反映側DBの排他制御資源をpdloadによる挿入件数以上となるようにし,反映処理を再起動してください。