9.8.4 注意事項
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Datareplicatorで出力されるメッセージでは,送信プロセスも出力プロセスも同じく「Sender process」と表記されます(日本語メッセージ中では「送信プロセス」)。出力されたメッセージが送信プロセス/出力プロセスのどちらに対するものなのかは,メッセージ中に記述されているメッセージ出力プロセス名で判断してください。
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抽出システム定義のnodecontrolオペランドにserverを指定している場合,更新SQL出力機能実行中に系切り替えが発生すると,Datareplicatorは次の表のような動作をします。
表9‒16 更新SQL出力機能実行中に系切り替えが発生した場合のDatareplicatorの動作 系切り替えの発生状況
Datareplicatorの動作
MSTが存在するホストで系切り替えが発生
系切り替え完了後,MSTはいったん起動されますが,更新SQL出力状態で稼働中のNMTからの接続要求を拒否します。その結果,すべてのNMT及びMSTが停止します。
NMTが存在するホストで系切り替えが発生
系切り替え完了後,NMTはいったん起動されますが※,更新SQL出力状態で稼働中のMSTは,NMTからの接続要求を拒否します。その結果,系切り替えが発生したNMTは停止します。
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MST:抽出マスタプロセス
NMT:抽出ノードマスタプロセス
注※
NMTはhdestart_nコマンドで起動されるため,抽出プロセスと送信プロセスが起動されます。