Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


8.3.1 送信データUOCの概要

送信データUOCを作成すると,抽出した更新情報をDatareplicatorが反映側システムに送信する前にUOCへ制御が渡されます。DatareplicatorはUOCから制御が戻った後に,チェック結果に従って反映側システムに更新情報を送信します。

送信データUOCには,次に示すデータが渡されます。

送信データUOCに渡す更新情報は,抽出定義で指定した抽出対象表単位で渡します。したがって,1表から複数の更新情報を抽出するように指定している場合は,マージされた更新情報1件を渡します。

送信データUOCを使う抽出側Datareplicatorには,送信環境定義のsenduocオペランドにuseを指定します。

送信データUOCを作成した場合の更新情報を送信する手順を次の図に示します。

図8‒12 送信データUOCを使った場合の更新情報を送信する手順

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 送信データUOCが呼び出されるタイミング

送信データUOCは,抽出定義のwhere句の判定が完了して,ループバック抑止のチェックが完了したときに,Datareplicatorから呼び出されます。

送信データUOCの制御の流れを次の図に示します。

図8‒13 送信データUOCの制御の流れ

[図データ]