hdsshmclean(反映側Datareplicatorの共用リソースの削除)
機能
反映側Datareplicatorが異常終了した場合に,反映側Datareplicatorの共用リソース(プロセス,共用メモリ,又はセマフォ)が残っているとき,残っている共用リソースを削除します。このコマンドはUNIX版限定のコマンドです。このコマンドはDatareplicator管理者が実行してください。
形式
hdsshmclean 〔 -l clean〔 -q{resp|noresp}〕〔 -w 〕〕
オプション
-
-l clean
共用リソースを削除する場合に指定します。このオプションを指定しない場合は,残っている共用リソースの表示だけ行います。
-
-q{resp|noresp}
共用リソースを削除する前に,削除してよいかを確認するKFRB04331-Qメッセージを出力するかどうかを指定します。
- resp
-
KFRB04331-Qメッセージを出力します。yを入力した場合だけ共用リソースを削除します。
- noresp
-
KFRB04331-Qメッセージを出力しないで,共用リソースを削除します。
-
-w
共用リソースの削除が完了するまで,このコマンドの終了を待ち合わせる場合に指定します。このオプションを指定しない場合,コマンドが終了した時点で共用リソースの削除も完了しているかは保証できません。
出力形式
- 出力情報の説明
-
番号
出力情報
備考
1
反映マスタプロセス管理リソースヘッダ
−
2
反映側プロセス間連絡用共用メモリID
−
3
反映側プロセス間排他用セマフォID
−
4
反映マスタプロセスのプロセスID
−
5
稼働トレース収集プロセスのプロセスID
−
6
通信マスタプロセスのプロセスID(TCP/IP)
−
7
通信マスタプロセスのプロセスID(OSI)
−
8
同期反映グループリソースヘッダ
反映システム定義にsyncgroup001を指定している場合に出力されます。
9
同期反映グループ用共用メモリID
10
TBIリスト用共用メモリID
反映システム定義にsyncgroup001を指定している場合に出力されます。TBIリスト用共用メモリが複数存在する場合は,スペースで区切って出力されます。
11
同期反映グループ内排他用セマフォID
反映システム定義にsyncgroup001を指定している場合に出力されます。
12
同期管理プロセスのプロセスID
13
データ連動識別子単位リソースヘッダ
−
14
反映定義格納用共用メモリID
−
15
データ受信プロセスのプロセスID
プロセス名は,使用プロトコルによってhdstcpmst又はhdsosimstのどちらかが出力されます。
16
反映定義サーバプロセスのプロセスID
−
17
反映グループ単位リソースヘッダ
反映グループごとに,番号17〜20までの情報が出力されます。
18
BLOBデータ格納用共用メモリID
−
19
反映プロセスのプロセスID
反映環境定義のstartmodeオペランドをspdに変更して反映側Datareplicatorを起動した場合,前回起動時のプロセスIDが表示されることがあります。
20
反映SQLプロセス,又は反映UOCプロセスのプロセスID
- (凡例)
-
−:特にありません。
規則
残った共用リソースが原因で反映側Datareplicatorを起動できない場合は,hdsstopコマンドを実行して共用リソースを削除してください。hdsstopコマンドを実行しても共用リソースを削除できない場合に,このコマンドを実行してください。