Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


hdsfstatfs(Datareplicatorファイルシステム領域の状態の表示)

〈このページの構成〉

機能

Datareplicatorファイルシステム領域の状態を表示します。

Datareplicatorファイルシステム領域は,UNIX版Datareplicatorで使えます。Windows版Datareplicatorではこのコマンドは使えません。

hdsfstatfsコマンドは,Datareplicatorが起動していても起動していなくても実行できます。ただし,Datareplicatorファイルシステム領域の初期化の実行中にコマンドを実行すると,コマンドを入力した時点の領域の状態がそのまま表示されます。

形式

hdsfstatfs  -f Datareplicatorファイルシステム領域名

オプション

規則

領域が初期化されていないことを示すメッセージが出力される理由:
  • Datareplicatorファイルシステム領域が初期化されていません。

領域が見付からないことを示すメッセージが出力される理由:
  • コマンドに指定したDatareplicatorファイルシステム領域がありません。

ファイルアクセスエラーのメッセージが出力される理由:
  • Datareplicatorファイルシステム領域のディスクに障害が起こりました。

出力形式

コマンドの実行結果は,標準出力に出力されます。出力形式を次に示します。

[図データ]

(凡例)
  1. file system area

    Datareplicatorファイルシステム領域名が表示されます。

  2. status

    Datareplicatorファイルシステム領域の状態が表示されます。

      init:hdsfmkfsコマンドで初期化した状態

      used:Datareplicatorが使った状態

      error:hdsfmkfsコマンドで初期化中に障害が起こった状態

  3. initialize time

    hdsfmkfsコマンドで初期化した時刻が表示されます。

  4. Datareplicator directory

    使ったDatareplicator運用ディレクトリ名が表示されます。

  5. Datareplicator type

    Datareplicatorの種類が表示されます。

      hde:抽出側Datareplicator

      hds:反映側Datareplicator

  6. area capacity

    Datareplicatorファイルシステム領域の総容量が表示されます(単位:キロバイト)。

  7. remain area capacity

    Datareplicatorファイルシステム領域の未使用領域の容量が表示されます(単位:キロバイト)。

  8. sector size

    Datareplicatorファイルシステム領域のセクタ長が表示されます(単位:キロバイト)。

  9. available file count

    hdsfmkfsコマンドに指定したシステムファイルの上限が表示されます。

  10. used file count

    使用中のシステムファイルの数が表示されます。

  11. [ nn]file name = aa...aa:

    nn:Datareplicatorファイルシステム領域内でのシステムファイルの位置が表示されます。

    aa...aa:システムファイル名が表示されます。

  12. file kind = bb...bb file kind = cc...cc[KB]

    bb...bb:システムファイル種別が表示されます。

      DS_STATS:ステータスファイル

      DS_HDEFL:HiRDB連絡ファイル

      DS_QUEUE:キューファイル

    cc...cc:システムファイル容量が表示されます(単位:キロバイト)。