Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


6.5.8 sendcontrol=sendmstを設定したときの運用上の注意

抽出システム定義でsendcontrol=sendmstを設定した場合の,Datareplicatorを操作するときの注意について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 反映側Datareplicatorとの通信の接続/切断のタイミング

sendcontrol=sendmstを指定した場合は,送信間隔に指定した単位で,反映側Datareplicatorとの通信の接続/切断が実行されます。ただし,送信間隔に到達した時点で,送信する更新情報が存在しない送信先との接続/切断は実行されません。このため,sendcontrol=nodemstを指定した場合に比べて,次に示す点で動作が異なります。

sendcontrol=sendmstを指定したとき
  • 送信間隔中(反映側Datareplicatorとの通信切断中)に発生した通信回線状態については,反映側Datareplicatorは検知しません。

  • 送信処理の開始要求後に一度も更新情報を送信していない状態で送信対象の反映側Datareplicatorに対して正常終了コマンド(hdsstopコマンド)を実行すると,抽出側Datareplicatorの停止を待たないで反映側Datareplicatorは停止します。

(2) 送信プロセスの再利用抑止

送信処理中に送信プロセスでメモリ不足などのエラーが発生した場合,その送信先に対する送信処理を中断するとともに,使っていた送信プロセスの再利用も抑止されます。抑止された送信プロセスを再利用するときは,抽出側Datareplicatorを再起動してください。