5.11.3 抽出再定義文
PDMII E2ログ形式SAMファイルの場合,PDMII E2の定義に指定した1フィールドを複数フィールド,複数フィールドを1フィールド,又はフィールドから部分的にデータを抽出する場合のフィールドを指定します。抽出再定義文はデータセット単位に必要です。指定する定義は順不同です。
抽出再定義文を省略すると,PDMII E2で定義したフィールドをそのまま更新情報定義に使って更新処理を実行します。
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
〔{{ restruct DBM名称.データセット名
{{ field 再定義フィールド名称〔 position データ開始位置 〕
attr 再定義フィールド属性(長さ)〔 not null 〕}}…}}…〕
(2) オペランドの説明
DBM名称,データセット名,再定義フィールド名称は,それぞれ反映側HiRDBの認可識別子,表名,列名に対応させてください。
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〜〈1〜6文字の記号名称〉
PDMII E2ログ形式の場合にDBM名称とデータセット名を指定します。データセットがコーディッドレコード機能を使ったバリアブルデータセットの場合のデータセット名は,データセット名の後ろにレコードコードの値を付けた名称を指定します。
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〜〈1〜30文字の記号名称〉
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〜《0》
再定義フィールドに対応する行データの先頭(=0)からの位置を設定します。
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attr 再定義フィールド属性(長さ)〔 not null 〕
not nullは,更新データが '4040…' の場合にこのデータを初期値(nullデータ)としないで実データとして扱うときに指定します。ただし,パック形式とゾーン形式のデータには,この指定は使えません。
指定できるフィールド属性と長さを次の表に示します。