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HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


5.10.4 更新情報フィールド定義

抽出側システムから送信される更新情報の名称と,各フィールドの名称を定義します。

更新情報のすべてのフィールドを,並び順を変えないで反映表定義のload文で指定した列名の順に対応付ける場合,更新情報フィールド定義は省略できます。この場合,反映表定義のload文では,フィールド名称を省略して,「*」を指定します。「*」を指定すると,更新情報フィールド定義があっても,その内容は無視されます。

更新情報フィールド定義は,一つの更新情報に対して一つだけ定義できます。

〈この項の構成〉

(1) 形式

〔{{ format 更新情報名

 name フィールド名称

〔{ const 初期値|by 列データ編集UOC関数識別子〔 nocodecnv 〕|〔 nocodecnv 〕}〕

 〔{{ name フィールド名称

〔{ const 初期値|by 列データ編集UOC関数識別子〔 nocodecnv 〕|〔 nocodecnv 〕}〕

  …}}〕

}}…〕

(2) オペランドの説明

抽象データ型の列と繰返し列には,null定数だけを指定できます。null定数以外を指定すると,反映時にHiRDBでデータ互換性エラーになります。

注※1

30バイトまで指定できます。

注※2

10進数で29けたまで指定できます。

注※3

すべての列属性に対応します。

注※4

反映処理の更新種別によって,次の4種類のどれかが反映されます。

・upd:更新種別が更新(UPDATE)の場合

・ins:更新種別が挿入(INSERT)の場合

・del:更新種別が削除(DELETE)の場合

・purge:更新種別が全行削除(PURGE TABLE)の場合

注※5

反映日付と抽出日付は,年月日の形式で反映されます。

注※6

反映時間と抽出時間は,時分秒の形式で反映されます。

注※7

反映時刻印と抽出時刻印は,年月日時分秒(秒は小数点第0,2,4,6位までを選択)の形式で反映されます。

ただし,抽出時刻印については,小数点以下の時刻は抽出側DBがメインフレームの場合にだけ取得します。また,そのときに取得する秒数は,小数点第2位までになります。