4.6.6 抽出処理の停止方式の設計
抽出処理の停止方式を設計します。抽出処理の停止方式は同時停止になります。同時停止とは,抽出処理と送信処理の両方を停止し,抽出側Datareplicatorを終了することです。抽出処理の停止方式と停止タイミングの関係を次の図に示します。
(1) 抽出側HiRDBの正常終了による停止(正常終了)
抽出側HiRDBの正常終了に連動して,自動的に抽出側Datareplicatorを終了します。
- 使用目的
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コマンドを実行しないで,抽出側HiRDBの正常終了に連動して,自動的に抽出側Datareplicatorを終了する場合に使います。
- 抽出システム定義の設定
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synctermオペランドにtrueを設定します。
- 終了する条件
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抽出側HiRDBの正常終了を検知した
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検知した正常終了の後に,抽出側HiRDBでトランザクションが発生していない
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すべての抽出プロセスが正常に稼働していて,システムログファイルのすべての更新情報の,抽出情報キューファイルへの抽出が完了している
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すべての送信プロセスが正常に稼働していて,抽出情報キューファイルのすべての更新情報の,反映側システムへの送信が完了している
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(2) コマンドによる停止(強制終了)
hdestopコマンドを実行した時点で実行中の,抽出と送信が完了した時点で,抽出側Datareplicatorを終了します。
- 使用目的
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緊急に抽出側Datareplicatorを終了する場合に使います。
- コマンドの実行
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hdestopコマンドを実行します。